珈琲千夜一夜/(2)美味しく飲むためには

2020年9月11日
 コーヒーは煎(い)りたて、挽(ひ)きたて、淹(い)れたての「3たて」が大切で、焙煎豆は淹れる直前に自宅で挽くのがベスト。粉にすると酸化の進み具合が早まり、香りも抜けやすくなります。
珈琲千夜一夜/(2)美味しく飲むためには

 粉の粗さには「粗挽き」「中挽き」「細挽き」「極細挽き」の4段階があり、抽出器具に合わせて挽き分けます。理由は、粒の大きさで抽出時の成分の出方や濾過速度が異なるためです。
 例えばエスプレッソマシンだと、高圧でお湯を通過させて短時間に抽出するため、成分の出やすい極細挽きが適しますが、ペーパードリップだと濾過に時間がかかり、豆が含むエグみまでも抽出されてしまいます。

 挽きわけるのには理由があるからです。