クリーニングの基礎知識

2018年3月23日
 日ごとに春めいて、冬物から春物へと衣替えシーズンの到来です。冬に活躍したニットやダウンなど、次のシーズンも快適に着れるようにきちんと収納したいもの。今号では衣替えシーズンには欠かせないクリーニングの基礎知識をご紹介します。
クリーニングの基礎知識

家庭洗濯とクリーニング店の違い

 クリーニング店の洗濯の方式は一般に「ドライクリーニング」と呼ばれます。家庭では洗剤をとかした水で衣類を洗いますが、ドライクリーニングで使うのは石油系や塩素系の強力な有機溶剤で、水は使いません。
 そもそも衣類は水に弱く、何度も水に浸けると伸縮性が失われて耐久性も落ちます。つまりドライクリーニングは油汚れのひどい衣類や、水で洗うと縮んだり型崩れしやすいウール素材やレーヨン素材などにお勧めということです。

家庭ではクリーニング店のように洗えない

 ちなみに市販されている家庭用のドライ衣料用洗剤は型崩れや縮みを抑えるためのもので、有機溶剤ではありません。洗濯機の「ドライコース」とは洗濯槽の水流を弱くして衣類を傷めないように洗うという方法です。
 あくまで水洗いなので、型崩れしやすい衣類や大切な衣類はドライクリーニングに出すのが得策?

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水溶性の汚れには「ウェットクリーニング」

 油性の汚れに強いドライクリーニングですが、実は万能ではなく、汗など水溶性の汚れには不向きとか。
 汗が染みたズボンなどはクリーニング店の水洗い方式の「ウェットクリーニング」がオススメ。家庭の水洗いとは洗剤や洗う温度、洗濯機の構造などで仕上がりが異なるそうです。

 

クリーニング後の収納方法

 クリーニングから戻ってきた衣類のビニール包装ですが、実はこのビニール、自宅に持ち帰るまでホコリや傷を付かないようにするためのもの。
 ビニールを被せたままにしておくと、ドライ溶剤の乾燥不足で臭いが残ったり、湿気が溜りやすくカビの発生・型崩れをおこしたりする可能性もあるのだとか。
 戻ってきた衣類のビニールは取り外し、風通しの良いところで2~3日陰干しし、しっかり乾燥してから仕舞うのがよろしいようです。
 カバーをかける場合は通気性のある不織布タイプのものがお勧め。また防虫剤は50度以上の高温になったり、2種類以上を一緒にいれるとガス状にならず液体となって衣類にシミをつけることがあるので要注意。

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