みんな大好きサクランボ

2017年6月9日
 山形を代表する果実といえば初夏のサクランボ。いよいよシーズン到来で、これから県内ではサクランボにちなんだイベントも各地で行われます。そんなサクランボを巡るあれこれを調べてみました。

 サクランボは文字通り「桜の木」に実る果実ですが、桜の木といってもお花見で知られるソメイヨシノやヒカンザクラなどとは品種が異なります。主にセイヨウミザクラやスミミザクラなどバラ科サクラ属の果樹「オウトウ(桜桃)」にサクランボは実ります。

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原産国はトルコ

 食用としてのサクランボの歴史は古く、有史以前から食べられていたようです。原産国はトルコで、古代ローマの執政官がトルコでサクランボの木を発見し、ローマに持ち帰ったことが歴史書に記されています。
 山形でトルコと言えば寒河江市の道の駅「チェリーランドさがえ」にある「トルコ館」。オープンしたの1992年で、トルコのサクランボの原産地ギレスン市と寒河江市が88年にサクランボ姉妹都市になったのを記念して誕生しました。

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山形が全国の76%

 サクランボが日本に持ち込まれたのは1868年(明治元年)で、山形には75年に伝わりました。他県でもサクランボの植え付けが行われましたが定着せず、山形の気象条件や土壌条件等が適していたようで、またたく間に山形での生産量は全国1位になりました。
 自然環境以外にも、真面目で勤勉な山形人気質がサクランボ王国に押し上げた要因とされます。
 ちなみに山形における2016年度の収穫量は1万5000トンで全国シェアの約76%を占めています。

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山形県の木はサクランボ

 県の木がサクランボということをご存知でしたか? 1970年に大阪で開催された万国博覧会を記念して県の木を定めることになったのがきっかけで、県になじみ深い3種類の木の中から選ばれ、82年3月31日にサクランボが県の木に制定されました。

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サクランボの語源・由来

 小さな子どもを「坊(ぼう)」と呼びますが、「桜の子」→「桜の坊(サクラノボウ)」→サクランボになったとか。このほか「桜モモ」を語源とする説、果実を意味する「ボボ」が「ボウ」になったとする説などもあります。


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サクランボの栄養

 ビタミンC、ビタミンB、カロテン、カルシウム、鉄分、カリウムなどバランスよく含んでいます。甘みはブドウ糖で、酸味はリンゴ酸・クエン酸・酒石酸・コハク酸などの有機酸です。疲労回復、利尿作用や気管支炎などの消炎作用にも効果があるとされます。

サクランボ酒をつくろう

 親戚やご近所さんからサクランボが大量に届くという人も多いはず。ただサクランボは鮮度劣化が早く、冷蔵保存しても2~3日程度しか持たないのが悩ましいところ。
 そこで挑戦してみたいのがサクランボ酒作り。作り方は簡単。サクランボ1キロを洗って水分を拭き取り、氷砂糖150グラム、ホワイトリカー1・8リットルと一緒にビンに入れて2~4カ月置けば出来上がり。

みんな大好きサクランボ
 冷やして飲めばさわやかな清涼感が広がり、これからの季節は食欲増進の効果もあるそう。取り出したサクランボはチョコレートなどをかけて美味しく召し上がれ。
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