春彼岸特集

春彼岸と秋彼岸
彼岸には春彼岸と秋彼岸の2つがあります。春彼岸、秋彼岸は「春分の日」「秋分の日」を中日とし、前後3日合わせて7日間。彼岸の初日が「彼岸の入り」、最終日が「彼岸の明け」です。
毎年変わるスケジュール
「春分の日」と「秋分の日」は年によって変わるのをご存知ですか?
ですので彼岸の日程も年によって変わります。
今年の春分の日は3月20日、秋分の日は9月22日なので、春彼岸の入りは3月17日、中日は3月20日、明けは3月23日。秋彼岸の入りは9月19日、中日は9月22日、明けは9月25日です。

「春分の日」「秋分の日」は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。このことから仏教では悟りの世界(彼岸)と俗世(此岸)が最も近づく日とされ、この期間に墓参りをし、先祖を供養すれば極楽浄土へ行けると考えられてきました。
また、日本国の祝日法では「春分の日=自然をたたえ、生物をいつくしむ日」「秋分の日=先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」とされています。

ぼたもち?おはぎ?
春彼岸と秋彼岸で子どもにとって楽しみなのは「おはぎ」と「ぼたもち」。ではクエスチョン。おはぎとぼたもちのの違いって?――。
答えは春彼岸にいただくのが春の花「牡丹」にちなんだぼたもち、秋彼岸にいただくのが秋の花「萩」にちなんだおはぎ。どちらもモチ米とあんこで作りますが、ぼたもちはこしあん、おはぎは粒あんで作られることが多いようです。