真理子先生の女性のミカタ/出生前診断

2015年6月12日
 赤ちゃんの誕生を控えたご夫婦から「性別は?」「大きさは平均的ですか?」「異常はありませんか?」といった質問をいただきます。こうした疑問にお応えするのが出生前診断です。

ご夫婦で話し合って

 出生前診断は妊娠10週から18週くらいまでの間に行われます。
 出生前診断にはいくつかの種類がありますが、診断を受ける前に、それぞれの費用や流産のリスク、そして出された結果にどう対処していくかについて御夫婦で事前に話し合っておく必要があるでしょう。私としては決して軽い気持ちで受けて欲しくはないと思っています。

真理子先生の女性のミカタ/出生前診断

一般的な超音波検査

 そんな出生前診断の中で最も一般的とされるのが超音波検査です。産科医にかかっていれば毎回受ける検査で、費用やリスクも少なく、性別はもちろん、手足の指や顔まで識別できるほどです。

新型出生前診断も登場

 他の出生前診断としては絨毛検査、クアトロテスト、羊水検査、平成26年4月から始まった新型出生前診断などがあります。それぞれ分かることと分からないことがあり、検査時期やリスク、精度も様々です(表1)
 新型出生前診断は現時点で県内で対応できる病院はなく、宮城や新潟に赴く必要があります。受ける方の条件もあります。

真理子先生の女性のミカタ/出生前診断

他の先天性異常も

 繰り返しになりますが、出産前の赤ちゃんの診断に関しては様々な意見があることを申し添えておきます。
 また出生前診断では主として染色体の異常を識別しますが、日本で発生率の高い先天性異常としては染色体異常より頻度の高いものもいくつかあります(表2)


真理子先生の女性のミカタ/出生前診断
院長 伊藤真理子
プロフィール

(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。