あなたの目 健康ですか?/(75)眼外傷

2014年6月13日
 暖かくなり農作業やガーデニング、トレッキングなど屋外での活動が増えると注意する必要があるのが「眼外傷(がんがいしょう)」です。

刃の破片が目に!

 外傷というとぶつけた場合や大きな力が外から加わった場合を想像されるかもしれませんが、目で多いのは異物や薬物の飛入、木の枝や葉っぱによるケガです。
 特に恐ろしいのが草刈り機の刃などが石などにあたり、刃の破片や砕石が目に飛入する「眼内異物」です。その時は感じなくても草刈りをしていて熱い涙が出る、目がかすむといった症状が出れば眼内異物の可能性があります。
 眼内異物は保護眼鏡をすれば予防できます。草刈り機を使う時は必ず保護眼鏡を使いましょう。

あなたの目 健康ですか?/(75)眼外傷

消石灰にもご用心

 消石灰(水酸化カルシウム)などの飛入にも注意が必要です。消石灰はグラウンドなどに白線を引くラインパウダーや、ガーデニングの際の土壌の中和剤に使われていますが、近年、目に入ると失明の恐れがあることが指摘されています。
 消石灰などアルカリ性のものが目に入った場合は大量の水で目を洗い、すぐ眼科を受診してください。

植物で角膜感染症にも

 植物によるケガもあります。植物が持つ細菌やカビ(真菌)が目に飛入し、角膜感染症にかかるケースがあります。特に見上げて行う果樹作業などの場合は細菌などが目に入りやすいので保護眼鏡が必要です。

保護眼鏡の着用を

 これまで繰り返し述べたように、大切なことは保護眼鏡で目をケガから守るということです。ガーデニングなどは保護眼鏡まで用いなくても紫外線を予防するための眼鏡をかけるだけでも目を守ることができます。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。