あなたの目 健康ですか?/(73)点眼薬の正しい使用法

2014年4月11日
 花粉症や白内障、緑内障などの治療で眼科から処方されるのが点眼薬。私たちの大切な目を守ってくれる大事な治療薬です。正しく使うよう心がけましょう。

1滴で十分です

 「点眼は1滴で十分なの?」という質問をよくいただきます。答えは1滴で十分です。点眼の1滴は約0・05ミリです。目の中の涙液貯留量が0・05~0・07ミリなので1滴で過不足はありません。
 裏を返せば2滴以上さしても目からあふれるだけで効果が高まるわけではないのです。逆に目の周りが荒れたり、緑内障の点眼薬の中には目の外にあふれると目の周囲が黒ずんで見えたりすることがあります。

あなたの目 健康ですか?/(73)点眼薬の正しい使用法

瞬きは避けましょう

 点眼後に目をパチパチするのも避けましょう。せっかくの点眼液が目の外にあふれてしまう原因になります。点眼後はなるべく瞬きを控え、静かに目を閉じているようにしてください。
 点眼の際には点眼容器の先が睫毛や涙に触れないよう心がけましょう。睫毛や涙に触れると点眼薬が汚染されてしまうからです。

防腐剤が影響する場合

 点眼薬には汚染を防ぐため中に防腐剤が含まれています。通常の点眼回数では防腐剤が目に影響することはありませんが、ドライアイのように頻繁に点眼しなければならない場合や、緑内障のように長期に点眼する必要がある場合などは防腐剤の影響がでることがあります。

その時は使い切り型を

 そんな場合は防腐剤を含まない1回使い切りの点眼薬を処方します。1回使い切りの点眼薬は防腐剤を含まないため目に悪影響を及ぼさない半面、いったん開けたら取って置いたりせず捨ててください。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。