夏休みレポート「お盆」って?

2012年8月10日
 夏真っ盛り。お盆の時期が近づくと夏休みをふるさとの山形で過ごそうと首都圏などで暮らす人たちの帰省ラッシュが始まるのが毎年のパターンですよね。でもどうしてお盆になるとふるさとで過ごすのかしら。夏バテ気味の編集長に頼らず、私が自分でお盆のことを調べてみました。
夏休みレポート「お盆」って?

レポート(1)  日本独特の行事

 お盆はご先祖の霊があの世から帰ってきて私たちと一緒に過ごし、再びあの世に帰っていくとされている日本独特の行事です。
               
 正式名称は『盂蘭盆会(うらぼんえ)』といって、インド・サンスクリット語の『ウラバンナ(=逆さ吊り)』を漢字で音写したもの。
 もともとはインドで始まった「逆さ吊りにされているような苦しい目にあっている人を救う」という仏教行事がはじまりとされ、中国では6世紀に梁の武帝が、日本では7世紀に推古天皇が初めて行ったと伝えられています。
 これが祖先崇拝の信仰が強い日本で、以前から行われていた先祖供養の行事などと合体して発展。家族全員がそろって祖先をしのんで尊び、家族同士の絆を確かめ合う行事として変化を遂げました。

夏休みレポート「お盆」って?

レポート(2)  時期はそれぞれ

 お盆の時期は地方によって異なります。もともとは7月13日から16日の4日間でしたが、明治になって旧暦が新暦に切り替わり、以来、地方によって時期が分かれるようになったとか。
               
 山形を含め全国的には8月13日~16日が多数派ですが、東京や横浜では7月盆、岐阜県中津川市や東京の一部では8月1日に行っているようです。
 沖縄では現在も旧暦によるお盆が主流なので毎年日程が異なり、年によっては9月にズレ込むこともあるんですって。

レポート(3)  内容も地域性が

 行事の内容や風習も様々。例えば8月1日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」(地獄の釜の蓋が開く日)と呼んで盆の始まりにしていたり、8月16日を「餓鬼(がき)の首」(閻魔(えんま)さまの縁日で地獄の蓋が開いて餓鬼も自由になる日)」と呼んで大人は仕事を休み、子どもは「地獄の釜の蓋が開くので海に入ると戻れない」という言い伝えにより海水浴を控える地域もあります。
               
 甲信越や東海地方では仏前に安倍川餅を供える習慣があるほか、長野や新潟の一部では送り火、迎え火の時に独特の歌を歌う習慣があるとか。長崎ではお墓参りに花火や爆竹を撃つ風習があるそうです。
               
 下に一般的なお盆行事と過ごし方をまとめました。時代とともに簡素化、風化されつつあるようですが、今年は改めて「お盆」のこと考えてみませんか。

夏休みレポート「お盆」って?
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