山形市長 市川 昭男 氏

2006年10月27日
市川 昭男(いちかわ・あきお) 1941年(昭和16年)、仙台市生まれ。67年新潟大学卒業後、山形市役所へ。企画課長、総務部長、市水道事業管理者などを経て2000年に助役就任。03年、吉村和夫前市長の急逝に伴う市長選を制して9月29日に山形市長就任。 05年4月から山形県市長会長。65歳。
山形市長 市川 昭男 氏

合併は行財政改革の最大の手段

――市長就任から3年を振り返っていかがですか。
 「行財政改革の推進、前市長から引き継いだ(山形市、上山市、中山町、山辺町の2市2町による)合併協議、新清掃工場の立地問題など、やれるものはすみやかに手をつけてきたと自負しています」
 「私の任期は4年間。総合計画の策定など積み残している課題も多い。任期内に完成するものもあるでしょうし、次期まで継続する案件もあるでしょう」

合併には周到な根回し必要

――素朴な疑問ですが、合併協議はなぜ破綻したのですか。議会向けではなく、市民にわかりやすく説明してほしいのですが。

 「2市2町それぞれの行政や議会の行財政改革に対する認識の差があったとしか表現のしようがない。反省すべき点があったとすれば、合併協議会が発足して法的な議論がスタートする以前の段階で、基本的な部分で合意しておく必要があったのかな、とは思います。でも山形市長として最大限の努力はしたつもりです」

行革進めば再検討も

――合併問題は今後どうなるのですか。
 「合併が行財政改革の最大の手段だという考えは各市町で共通しています。それぞれが取り組んでいる行財政改革の道筋が見えてきた段階で、合併の機運が盛り上がれば再度検討していきたい」
 「行財政革が最大限に進んだ段階で合併が検討され、合意ができれば最大限の効果が得られるはずです」

山形市長 市川 昭男 氏
環境で中心部再生

――中心街の再生問題にはどう取り組みますか。
 「七日町商店街は地方都市としては健闘している部類ではないでしょうか。毎週金曜に催されるイベントも活況で、潜在力は高いと思います」
 「とはいえ往時に比べ勢いがなくなっているのは事実。期待しているのが環境問題と一体になった街づくりで、具体的には廃食用油を再利用したバイオディーゼル燃料(BDF)を七日町商店街で生産し、市街地循環バスや三役の公用車を走らせたい。市民1人ひとりが環境に対する認識を深めてもらえればと思います」