《おしえて!編集長》 増える外食店の「業態転換」

2010年4月9日
 山形市内を車で走っていて気がついたんですが、外食の新しい店がオープンしてたり、逆に閉店してたりするのとは別に、それまであった店が違う店にリニューアルされるケースが多いような…。そのあたりの事情、教えて編集長!
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そんなケース、多くないですか?

 大手資本同士の競争

 「最近増えてるよね。業界用語で『業態転換』っていうんだけど、今の外食業界って複数の業態を抱える大手資本同士の競争になっていて、A業態がうまくいかないとB業態に代えて勝負するといった構図になってる」
 「山形市で最も分かりやすい例が回転ずし。全国的に2強とされる『かっぱ寿司』(さいたま市)と『スシロー』(大阪府吹田市)が乗り込んできて急速にシェアを拡大し、そのあおりで既存店は閉店したり、業態転換に迫られたりしてる」

《おしえて!編集長》 増える外食店の「業態転換」

 「平禄」→「吾平」

 「昨年4月に城西町にあった『平禄寿司』がダイニング居酒屋の『とりあえず吾平』に変わったよね。この2業態を展開しているのはジー・テイスト(仙台市)っていう会社で、これ以外にもちゃんこ料理店とか焼肉店など10以上の業態を抱えてる」

南館にあった「すしおんど」もセルフ式うどん店の「釜や本舗」に変わりましたね。

《おしえて!編集長》 増える外食店の「業態転換」

 「すしおんど」→「釜や」

 「去年の11月だっけ。どっちも元気寿司(宇都宮市)ってところがやってる業態だけど、すしおんどは山形だけじゃなくて全国的に調子悪いらしい。それだけ釜や本舗には期待していて、山形店はまだ5号店なんだけど3年で100店の展開を目指している」

山形初のかに料理店もできました。

《おしえて!編集長》 増える外食店の「業態転換」

 「まるまつ」→「かに政宗」

 「3月19日に南館の和食レストラン『まるまつ』がかに料理を中心とした『かに政宗』に変わった。こちらは『カルラ』(仙台市)って会社。業態転換の理由の一つはまるまつが不採算だったことらしいんだけど、もう一つの理由を聞いて笑っちゃった」

何だったんですか?

 山形県民はかに好き?

 「カルラがいろいろ調べたところ、山形県民は無類のかに好きという結論が出たんだって。そんなの初耳だよね、山形県民のイカのゲソ好きは有名だけど(苦笑)」

《おしえて!編集長》 増える外食店の「業態転換」

これから業態転換するケースってあるんですか?

 「ミルキーウェイ」→「ビッグボーイ」

 「山形市に4カ所、米沢市を入れると県内に5カ所あるファミリーレストランの『ミルキーウェイ』が6月までにハンバーグ料理を中心とした『ビッグボーイ』に変わるんだって」
 「俺も知らなかったんだけど、ミルキーウェイって牛丼の『すき屋』『なか卯』を展開している『ゼンショー』(東京都港区)のグループだったんだね。県内にも14店あるファミレスの『ココス』もゼンショーがやってるんだって」

 派閥争い?

 「要はゼンショーはいろんな業態を吸収しながら巨大化していったんだろう。今回の業態転換の理由ってのがよく分からなくて、ひょっとしたら寄り合い所帯の中の派閥抗争の結果なのかもね」

そんなことってあるんですかね。  

 ハンバーグ競争激化へ

 「ともあれ5月中旬に城南町店と桜田東店の業態転換を皮切りに順次ビッグボーイに切り替わっていく予定だ。今後はファミレス間の競争からハンバーグに特化した競争が激しくなるんだろうね」