ウェルサンピア山形 三和地所など4社が取得/9億1000万円「用途 従来通り」

2008年12月12日
 来年3月末で閉館する山形市蔵王飯田の山形厚生年金休暇センター「ウェルサンピア山形」がゴルフ練習場などを手がける三和地所(山形市)など関連4社に売却されることになった。施設を保有する独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が4日に実施した入札で決定したもので、落札価格は9億1000万円。三和地所などは施設の引渡しを受ける来年4月末後も従来通りの営業を続けるとしている。
ウェルサンピア山形 三和地所など4社が取得/9億1000万円「用途 従来通り」
 1981年(昭和56年)に開館したウェルサンピア山形は約14ヘクタールの敷地に温泉(中桜田温泉)付き鉄筋5階建ての宿泊施設、体育館、屋内スケート場、プール、ゴルフ練習場などを備える。年間約65万人が利用していたが、社会保険庁改革の一環として全国の年金福祉施設とともに売却が決定、9月に最低価格5億9200万円で入札公告されていた。
 落札した三和地所は宮城県内で汐見台ゴルフガーデン、泉ビレッジゴルフガーデンの2カ所でゴルフ練習場を展開していたが、今回の入札に際して汐見台の練習場を売却、ウェルサンピア山形の購入資金の一部に充てるという。
 残る3社は不動産業のワダ(山形市)のほか、河北町のゴルフ場ニューブラッサムガーデンクラブと岐阜県恵那市のゴルフ場アドニスゴルフクラブを運営するエム・エル・シー(同)、山形市内でファッションホテルのエデン、パールを保有する昭和物産(同)。
 グループの総帥である和田有弘氏(71)は「社会貢献の一環。高い買い物になったが、用途は従来どおりとし、じっくり取り組んでより魅力ある施設にしたい」と話している。
ウェルサンピア山形 三和地所など4社が取得/9億1000万円「用途 従来通り」

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  ウェルサンピア山形の屋内スケート場は県内で唯一、スケート、フィギュア、アイスホッケー、カーリングの公式大会が開ける施設で、売却の方針が打ち出されて以降、関連団体が「存続を願う市民の会」を発足させていた。山形市も体育館と屋内スケート場の存続を条件に、落札者に改修工事費の一部補助などの支援策を打ち出していた。