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コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《4》家の汚れと洗剤(1)

2022年3月25日
 今号では前号でご紹介した「掃除道具」と同様、必須アイテム「洗剤」を見直してみましょう。

 昨今は国内外のバラエティに富んだ洗剤が手に入る時代。石油や天然油脂から作る「合成洗剤」が一般的ですが、最近は重曹やクエン酸を使った「ナチュラル洗剤」や、水100%で作る「アルカリ電解水」なども人気です。
 初めて聞くような商品名が増え、選択肢が広がっている結果、逆に何を選べばいいのか分からなくなっている人も多いのでは?

コツを知ったら毎日楽しい 家事ラク講座《4》家の汚れと洗剤(1)

 そこでまず、家の中の汚れを大きく2つの性質に分類してみます。
 例えば、キッチンのベタベタの油汚れや、手や足で付けた皮脂汚れなどは〈酸性の汚れ〉。実は家の中で洗剤が必要な汚れの8割以上がこの酸性の汚れです。
 これに対し、水アカや石鹸カス、電気ポットのカルキなどはカチカチ、ガチガチになる〈アルカリ性の汚れ〉なのです。

 さて、中学の理科の授業を思い出してください。酸性とアルカリ性をまぜると、双方の性質を打ち消しあう〝中和〟という化学反応が生まれるということを。実は、汚れを落とすというメカニズムはこの中和にこそあるのです。
 つまり洗剤を大別すると〈酸性洗剤〉と〈アルカリ性洗剤〉があり、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使い分けることにより、中和=汚れを落とす効果が期待できるわけです。

 洗剤の裏面には、必ず性質の表記があるのでチェックしてみましょう。ちなみに〈中性洗剤〉は日々の軽いお手入れに幅広く使える洗剤です。


●きらめくお部屋をご提案するキラリスト BIBI(ビビ)
☆日本家事代行協会認定アドバイザー
☆ハウスキーピング協会認定クリンネスト