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医学のうんちく/青少年の性行動(上)

2022年3月25日
 今号から2回にわたり、日本性教育協会(東京)が全国の中高大生約1万3000人を対象に2017年に実施した「青少年の性行動全国調査」の結果をご紹介しましょう。

デート経験、大学生最低

 同調査は1974年からほぼ6年ごとに行っており、今回が8回目。
 それによれば、デート経験がある大学生は男女とも74年の70%以上から一貫して上昇、93年は80%超でしたが、男子は2005年から、女子は11年から低下に転じ、17年は男子71.8%、女子69.3%といずれも過去最低でした。

医学のうんちく/青少年の性行動(上)

中学生は増加傾向

 デート経験がある高校生は、74年から常に女子が男子を上回っており、17年は男子54.2%、女子59.1%でした。
 デート経験がある中学生は87年の調査開始時からほぼ一貫して上昇傾向で、17年は男子27%、女子29.2%でした。

キス経験、05年が山

 キス経験がある大学生は、05年が男女ともに約73%とピークでしたが、その後は低下、17年は男子59.1%、女子54.3%まで減っています。
 キス経験がある高校生も05年がピークで、男子48.4%、女子52.2%でした。その後に低下するのも大学生と同様で、17年は男子31.9%、女子40.7%でした。
 ただ性差に関しては大学生とは異なり、81年以降はすべて女子の経験率が男子を上回っています。

女子が男子を上回る

 キス経験がある中学生は87年に男子5.6%、女子6.6%でしたが、ピークとなる05年には男子15.7%、女子19.2%と約3倍に増えました。ただ大学生、高校生と同様、その後は低下に転じ、17年は男9.5%、女子12.6%でした。
 性差では女子が男子を上回る傾向がみられますが、高校生のような歴然とした差はありません。


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山形徳洲会病院院長
笹川 五十次
(ささがわ・いそじ)1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。