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加茂川酒造(白鷹町)が破産/全事業、新会社が継承へ

2022年2月11日
 1741年(寛保元年)創業の老舗蔵元の加茂川酒造(白鷹町)が、酒類卸業の小島洋酒店(米沢市)の支援を受け「第二会社方式」で再建を目指すことになった。加茂川酒造は事実上消滅、新たに設立した新会社がすべての業務を引き継ぐ予定。
加茂川酒造(白鷹町)が破産/全事業、新会社が継承へ

 加茂川酒造は同町唯一の蔵元で、1966年(昭和41年)に会社組織化した。代表銘柄は「加茂川」「久保桜」などで、民間調査機関によれば最盛期の98年には約2億5000万円の年間売上高を計上したが、消費者の日本酒離れなどで売上高は徐々に減少、コロナ禍にも見舞われ、2021年は1700万円まで落ち込んでいた。
 このため自力での経営再建を断念。21年6月に小島洋酒店などが設立した新会社「加茂川」に事業を譲渡したうえで、1月5日に社名を「オンリーワン」に変更、山形地裁米沢支部に自己破産を申請していた。負債総額は約2億3000万円。
 今後は加茂川が加茂川酒造の不動産と従業員、酒造免許などの全業務を引き継ぐ予定という。