徹底して山形に密着したフリーペーパー

荘内銀 山形・きらやか銀とATM提携/20日から相互利用 無料に

2021年12月10日
 山形銀行ときらやか銀行が提供している現金自動預払機(ATM)の共同利用サービス「ふるさと山形ネットサービス(FYネット)」に、20日から荘内銀行が完全参加する。これにより相互のATMを使った現金の引き出し、振り込み、預け入れの手数料が無料になり、顧客利便性は高まることになる。
荘内銀 山形・きらやか銀とATM提携/20日から相互利用 無料に

競争 新たなステージへ

 現在のATM拠点台数は山形銀181(台数277)、きらやか銀162(同206)、荘内銀124(同186)。20日から3行相互の預け入れ手数料は無料。引き出し・振り込み手数料が無料になるのは平日午前9時~午後6時。

 FYネットはもとは山形銀ときらやか銀の前身、旧殖産銀の2行が1990年に始めたサービス。2000年からはきらやか銀のもう一方の前身・旧山形しあわせ銀も参加したが、経営戦略の違いなどから荘内銀だけは長く〝蚊帳の外〟に置かれていた経緯がある。
 その荘内銀も2020年12月にFYネットに初参加、引き出しと振り込みが無料で相互利用できるようになり、残る預け入れ手数料の無料化で完全参加が実現する。
 背景には銀行を取り巻く環境の変化がある。マイナス金利政策の長期化で金利差で稼ぐ従来のビジネスモデルが崩れる一方、ネット銀行やキャッシュレス決済の台頭で企業や個人の資金調達手段は多様化している。
 構造的な少子高齢化や足元でのコロナ禍もあり、銀行がATMでしのぎを削ったかつての時代は終焉を迎え、経営支援など競争の舞台は新たなステージに移ろうとしている。