徹底して山形に密着したフリーペーパー

新天竺(宮城県岩沼市)社長 トゥシャール・パイヌリさん

2021年10月22日
●(トゥシャール・パイヌリ) 1993年、インド北部の都市デラドゥーン生まれ。地元の中学校を卒業後、日本でカレー専門店「ロイヤルインドレストラン」の展開を始めた父親と暮らすため2009年に家族で初来日、広島市のインターナショナルスクールへ。卒業後、イギリスのバーミンガム大で経営学を学び、卒業後の16年に再来日、父親の事業を手伝うように。新天竺(しんてんじく)はロイヤルインドレストラン全23店のうち南東北4店を束ねる。20年に東北大大学院修士課程修了。千葉市在住で月1回のペースで山形に足を運ぶ。28歳。
新天竺(宮城県岩沼市)社長 トゥシャール・パイヌリさん

コロナで南東北4店は苦戦中
 でも山形に来るとホッとします

――前から感心してるのは日本語がペラペラで。
 「有難うございます」
――最近、どう?

コロナの影響が

 「やっぱりコロナの影響は受けてます。私が管轄しているロイヤルインドは山形店、天童店、福島店、宮城県の岩沼店と神奈川県の秦野店の計5店。全23店のうち残りは首都圏ですが、首都圏より南東北3県の方が落ち込みが大きいです」
 「私の想像ですが、首都圏の人はさほど外出や外食を控えていないのに、東北の人は律儀に不要不急の行動を避けている気がする。土地柄でこんなに違うものかと」
――まさに、インド人もビックリ(苦笑)
 「今後の計画としてはグループ全体で10年後の40店の展開を目指していて、11月末には仙台市太白区に出店予定です。山形市だと山大附属病院周辺でいい物件があれば」

山形市南部の出店模索

――もう遅いけど、閉店した白山のメヒコ跡とか、若宮のピソリーノ跡とかはダメだったの?
 「検討はしたんですが、どっちも80坪前後で広すぎたんですよ。それなりの従業員も必要で固定費もかかる。コロナで分かってきたことは、固定費を抑え、少ない売上高でもやっていける30坪前後の店舗じゃないと」
――桜田東のビッグボーイ跡が更地だけど。
 「自社で店舗を建てるのもいいですが、費用がかかる土地は持ちたくない。今は店舗拡大の時期なのでキャッシュフローは減らしたくないから」
――若いのに、まるで練達の経営者!
 「いやいや(笑)」

国際情勢の縮図

――インドの北と南でカレーも違うんでしょ?
 「北はこってり、南はあっさりで、当店は北系のこってりカレー。ナンを食べるのは北だけで、南は米粉と豆でつくるクレープ状の〝ドーサ〟が主食です」
 「山形市周辺にカレー専門店は増えてますが、インド系、ネパール系、パキスタン系と様々。それぞれの経営者とは面識はなく、個人的には何の偏見もありませんが、国と国との関係だとネパールとは微妙、パキスタンとは戦争するほど仲が悪いです(苦笑)」

花嫁さん募集中

――独身ということで、結婚の予定とかは?
 「当面ないです」
――車はポルシェ、インテリでイケメンだからモテモテじゃないの?
 「いやいや(苦笑)。でも結婚相手はインド人じゃなくてもフィーリングが合えばどこの国の人でも。もちろん日本人も大歓迎です」
――パキスタン人は?
 「私はOKですが、お互いの両親は大反対するでしょうね(苦笑)」