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日本の伝統行事 お盆 保存版

2021年7月23日
お盆は祖先を偲び、感謝し、供養する日本伝統の仏教行事。
コロナ禍のいま、厳粛に祖先の霊を弔いつつ…
いまこそ考えませんか?葬儀・供養・お墓・法事・遺品整理のこと

 そもそも「お盆」とは… 

 お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略。インドのサンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」やペルシャ語の「ウラヴァン(霊魂)」が語源とされています。
 逆さ吊りにされて苦しんでいる人を救う仏教行事がルーツで、インドから中国を経て日本に伝わったとされます。

 「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」というお経に「7月15日に大勢の僧侶を招き、飲食物を捧げて供養すれば苦しんでいる人も極楽浄土に行ける」とするお釈迦様の言葉があります。
 その言葉にならい、江戸時代までのお盆行事は7月15日でしたが、明治に新暦が採用されると、山形を含めて全国的に8月15日前後に遅らせる地域が増えました。
 一方、東京や金沢、静岡、函館の一部などでは現在でもお盆は7月に、沖縄や西南諸島では7月15日に行われています。

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「お盆」のスケジュール 

 山形でお盆の期間といえば8月13日~16日。今年はオリンピックの閉会式に合わせ、山の日が8日(日)に移動して9日が振替休日に。お盆直前の連休となります。

 葬儀スタイルは多様化 小規模な家族葬が流行 

日本の伝統行事 お盆 保存版

 「最期は盛大に見送ってあげたい」と大規模なホールで行う葬儀もありますが、身内や親族のみで行う「家族葬」が山形でも随分多くなりました。
 理由は、高齢で亡くなった場合は関係者が少ない、近所づきあいが希薄になった、費用をなるべく抑えたいなどが一番の理由でしたが、現在はコロナ禍で県外からの参列者が来れないことが大きく影響しています。
 家族葬のメリットは、身内や近しい人だけで、形式にとらわれず、故人の希望したとおりに葬儀ができること。
 そしてご遺族の参列者への気遣いが軽くなり、故人との最期の時間を大切にできるということ。
 家族葬専門の施設も多く整備され、ニーズや予算に合せた葬儀が選べる時代です。故人にも、ご遺族にも、悔いのない葬儀を。

日本の伝統行事 お盆 保存版

 永代使用と永代供養 

 一般的にお墓はお墓の権利を取得し、その土地を「永代使用(えいたいしよう)」するものでしたが、現在は核家族化や少子化が進み、お墓を持たなくても霊園や寺院が半永久的に供養してくれる「永代供養(えいたいくよう)」が注目されてきています。
 永代供養のための専用のお墓や納骨堂を整備するお寺も多く、施設や条件はお寺によって異なりますが、最初は個人やご夫婦単位で遺骨(骨壺)を保管してもらい、一定期間(33年の設定が多い)安置したら「永代供養墓」に合祀されるというケースなど。
 また、永代供養の場合、土地代も墓石代もかからずにコストを抑えられるというメリットも、人気を集める理由の1つ。
 さらに、墓石ではなく、樹木や草花を墓標とした「樹木葬」も永代供養の一種です。

日本の伝統行事 お盆 保存版

「遺品整理」「生前整理」

 人が亡くなった後に、家族などが残した物を片付けることを「遺品整理」といいますが、最近では亡くなる前に、本人や家族が身の回りの持ち物を整理する「生前整理」が注目されています。
 山形でもこれをサポートする買取業者が。コロナ禍で時間に余裕のある今、「終活」として少しずつ整理していこうという方が増えているようです。

日本の伝統行事 お盆 保存版

 ペット供養 

 いまや日本では、飼育されているペットの数がこども(15歳未満)の数を超えているそう。家族同様に暮らしたペットもきちんと供養してあげたいという声が多く、ペットのための読経、葬儀、納骨も行える時代。専用の供養塔を備えるお寺も。