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女性の美と健康/注射の痛みを軽く

2021年7月23日
 コロナワクチン接種が広がっていますが、本音では「痛いから注射は嫌い」という方がほとんどのはず。今回は注射や採血の際に痛みを和らげる方法のお話です。

局所麻酔の使用

 その方法とは、注射や採血をする前に、針を刺す部位に局所麻酔薬を用いるというものです。クリームを塗ったり、パッチを貼ったりして、約1時間後に針を刺せば、あら不思議、痛みをほとんど感じません。
 副作用は一時的な紅斑がある程度です。薬価はクリームが1グラム約200円、パッチが同約350円です。

女性の美と健康/注射の痛みを軽く

「とれる痛みはとる」

 実はこうした局所麻酔の使用は、小児医療や透析の現場では徐々に広がっているのです。国内ではこれまで注射の痛みは「我慢して当たり前」といった考え方が主流でしたが、時代とともに欧米並みに「とれる痛みはとりたい、とってあげたい」という考えが増え始めているのでしょう。

子ども時代のトラウマ

 俗に“史上最強の痛み”といわれる出産を経験した女性や、身長180センチを超える屈強な男性でも「注射が怖い」とおっしゃる方がいます。中には注射への恐怖からめまいやふらつき、湿疹などの血管迷走神経反射につながってしまうケースも。これらは子ども時代の痛みの記憶が大人になっても身体や脳に残っているからです。

費用は自己負担

 大人だけではなく、コロナワクチン接種は12歳以上が対象になります。その後の人生において痛みのトラウマに支配されないためにも局所麻酔を考えてみてはいかがでしょうか。
 ただ、保険診療に当てはまらない予防接種では全額が自己負担になることをお忘れなく。


女性の美と健康/注射の痛みを軽く
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
(むらやま・かずひこ)山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大病院、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。