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ヤマザワ長岡店(天童市)を建て替えへ/来年末にも 区画一帯を再開発

2021年7月9日
 食品スーパーのヤマザワ(山形市)が、天童市中里の国道13号沿いにある「長岡店」の建て替えを計画していることが複数の関係者への取材で明らかになった。周辺の区画一帯を再開発して店舗を移転・新築し、現在の長岡店は解体して跡地にテナント棟を建設する方向で検討を進めている。
ヤマザワ長岡店(天童市)を建て替えへ/来年末にも 区画一帯を再開発

 長岡店の開業は1979年で、山形と宮城両県に61あるヤマザワの店舗中、76年開業の「蔵王駅前店」(山形市)に次ぐ未リニューアルの〝古参店〟。築40年超が経過して建物や設備の老朽化が目立っているという。
 その後に進出したヨークベニマルらら・パーク天童店(開業97年)、おーばん南天童店(2000年)、生鮮食品も扱うクスリのアオキ中里店(20年)など競合店に対抗する狙いもあり、店舗の刷新は不可避だった。
 長岡店の南側ではラブホテル、リサイクルショップ、板金工場、パチンコホールなどが立地しており、長岡店を含めた周辺区画一帯の面積は約3万平方メートル。
 計画では、それぞれの地権者から土地の譲渡や賃借を受けてすべての建物を解体して更地にし、長岡店は営業を続けたまま更地に「新長岡店」を建設する。

ヤマザワ長岡店(天童市)を建て替えへ/来年末にも 区画一帯を再開発

 長岡店の延べ面積は約2000平方メートルだが、新長岡店は直近の昨年12月にオープンした「谷地店」(河北町)並みの4000平方メートル級を想定している模様。近く県に大規模小売店舗立地法に基づく店舗新設を届け出る予定。
 新店舗の完成は来年末を目指しており、その後に長岡店を解体、跡地にテナント棟を建設してショッピングセンター(SC)化する計画だ。