あなたの目 健康ですか?/(159)コンタクトデビュー
2021年7月9日
読者の皆さんの中にはコンタクトデビューをお考えの方もいらっしゃるでしょう。初めてのコンタクト、どう選べばいいのでしょうか。
ワンデーとツーウイーク
昨今は特別な事情がないかぎり、ソフトコンタクト、特にワンデーかツーウイークから始める人が大多数です。
ワンデーは朝装用して夜外して捨てるコンタクトで、再使用はしません。ツーウイークは夜外した後、消毒して再使用します。使用期間は2週間で、それを過ぎたら捨てます。使わない日があっても2週間が経過すれば捨てましょう。
消毒をおろそかにすると角膜潰瘍などの感染症のリスクが高まりますので、コンタクトの取り扱いに慣れていない初めての場合はワンデーから始めるのが無難でしょう。

眼科医と相談を
ワンデーかツーウイークかを決めたら、乱視が入ったレンズがいいか、乱視なしでいいか、ドライアイなど目の表面の状態からどんな素材がいいかなどを眼科医に相談して決めましょう。
相談した結果、ツーウイークを希望していたけどワンデーがベターということもあり、その逆もあり得ます。
まずはトライアル
レンズが決まったら、装用指導を受けてトライアルレンズで実際に数日使ってみて処方を決めます。ワンデーとはいえ消毒していない手で触ればレンズが汚染されます。 レンズを取り扱う前の手洗いは必須です。初めての時にしっかりとしたレンズの取り扱いを身に着けましょう。
自分にあったものを
眼科で自分の目にあったコンタクトを選び、コンタクトの取り扱い、ケアを覚えて正しく使うことがコンタクトデビューでは大切なことです。


金井たかはし眼科 院長
高橋 義徳
●(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。
高橋 義徳
●(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。