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きらやか銀行(山形市)次期頭取 川越 浩司さん

2021年6月11日
川越 浩司(かわごえ・こうじ) 1963年(昭和38年)寒河江市生まれ。日大山形高から拓殖大商学部に進み、卒業後の87年に山形相互銀行(後の山形しあわせ銀、現在のきらやか銀)入行。山辺支店を振り出しに新潟支店、法人営業部、東京事務所長、経営企画部長、寒河江支店長、執行役員、常務執行役員、取締役を経て2019年6月からじもとホールディングス(HD、仙台市)常務。6月24日にきらやか銀頭取、じもとHD会長に就任予定。57歳。
きらやか銀行(山形市)次期頭取 川越 浩司さん

「本業支援」で経営は改善へ
  ボールを持ってひたすら前に

――突然の頭取交代発表に驚きました。

後継指名、晴天の霹靂

 「前期決算で48億円と過去最大の赤字を計上してしまい、その責任を取って粟野学頭取が代表権のない会長に退くことに。正式に後継指名を受けたのは4月中旬です」
 「もう晴天の霹靂。器じゃないし、そんなつもりも毛頭なかった。何より今回の問題で責任を取る時は自分も一緒にと決めてましたから」
――それが最終的には押し切られたと(苦笑)
 「〝条件〟というわけではないですが、頭取が『会長で残る』と約束してくれたので。ただ、やるからには頭取が路線を敷いた中小企業の『本業支援』を踏襲し、より強固なものにしていきたい。本業支援で当行の経営体質は確実に改善されつつありますから」
――確かに、銀行本来の業務の儲けを示す「コア業務純益」は前期65億円で、前々期を89%上回ってますもんね。
 「そうです、そうです」
――それがどうしてあんな赤字に?

評価損の処理を巡り

 「それは、業績のV字回復を目指すには、有価証券の評価損を一括処理した方がいいだろうと」
――でも評価損は分かってるわけだから、何も一括じゃなく、何期かに分けて処理すれば赤字は避けられたでしょうに。
 「それはそうでしょうが、その判断に至る経緯については、私の口からは何とも…(苦笑)」
 ――で、結果的にSBIグループの出資を仰ぐことになると。なんだか〝誰か〟の影が見え隠れするような…。
 「ただリスク管理に甘さがあったことは反省し、当行の本業支援を理解してくれているSBIのノウハウを活用していきたいと思ってます」
 「今後は本来業務に傾注し、コンサルティング業務の拡大、店舗網の再編、人事制度の見直しなどを進めていきます」

趣味はゴルフとバイク

――ご趣味とかは?
 「学生時代はラグビーに明け暮れましたが、今はゴルフですかね。スコアは100前後でヘタの横好きですが(苦笑)。あとはバイクでツーリングも楽しんでます」
――バイクツーリングって、おじさんが群れをなして走ってるやつ?
 「私の場合は1人で。でも最近バイクに乗ってるのって、たいがいおじさんですよね(苦笑)」

「孫」のおじさん!

――歌手の大泉逸郎さんはご親戚だとか。
 「実の妹が嫁いだ相手が大泉さんの御長男で、生れた男の子が大泉さんの初孫。だから大ヒット曲『孫』のモデルは私の甥っ子なんですわ」
――それ、全国的にバズるかも(笑)