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医学のうんちく/性機能障害の評価

2021年3月26日
 男性の性機能障害の診断には、血液中の男性ホルモン値を測定するほか、自覚症状を聞く問診票を使って評価します。

ED診断にIIEF5

 勃起不全(ED)かどうかを診断するのに一般的に使われる問診票が右下の「IIEF5」です。勃起に関し3項目、硬さに関し1項目、満足度に関し1項目の計5項目の症状を5段階(なし=1点~非常に高い=5点)で評価します。
 総計して5~7点なら重症、8~11点なら中等症、12~16点なら中等から軽症、17~21点なら軽症、22~25点なら正常とみなされます。

医学のうんちく/性機能障害の評価

EHSも

 「勃起の硬さスケール(EHS)」という問診票もあります。5段階(陰茎は大きくならない=0点~陰茎は完全に硬く、硬直している=4点)で評価します。
 もっとも、EHSの結果だけでEDの診断はできず、EDを疑う目安として用いられています。

早漏も5段階で

 早漏に関する問診票もあります。射精状況に関して3項目、早漏に対するストレスに関して1項目、パートナーの満足度に関して1項目の5項目からなり、5段階(なし=0点~困難または感じる=4点)で重症度を評価します。
 総計して0~8点なら正常、9~10点なら軽度早漏、11~15点なら早漏、16~20点なら重度早漏と評価します。

申告は正直に

 これらの問診票は自己評価によるものであるため、軽症になる傾向があり、客観的な評価との併用が必要とされます。


医学のうんちく/性機能障害の評価
医学のうんちく/Y染色体のお話(中)
山形徳洲会病院院長
笹川 五十次
(ささがわ・いそじ)1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。