ガソリン、1年ぶり高値 県内 全国2番目の高さ
2021年3月12日
資源エネルギー庁が3日に発表した1日時点の石油製品小売市況調査によれば、レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週比1.5円高の1リットル144.6円で、約1年ぶりの高値まで上昇した。県内の価格は同1.7円高の同151.6円で、全国では鹿児島県の同153円に次ぐ2番目の高さになっている。

全国平均の値上が14週連続。ガソリン需要は減退しているものの、原油価格の上昇を受けて石油元売り会社が卸値を引き上げており、系列の給油所が店頭価格に転嫁していることが背景になっている。
県内の価格は東北で最安値の宮城県に比べ11.8円高く、ここ2年は東北最高値が常態化している。この理由について県石油商業組合では「量を求めるより採算を重視する給油所が多いからではないか」と釈明しているのだが…。