ゼンショーHD ココスなど県内4店閉鎖
2021年2月26日
「すき家」などを展開するゼンショーホールディングス(東京)は、1月末から2月上旬にかけ県内のファミリーレストラン「ココス」「ビッグボーイ」の4店を閉鎖した。新型コロナウイルスの感染拡大で客足が減少したことが影響している模様で、全国でも店舗戦略の見直しを進めているとみられる。

閉鎖したのはココス南陽店(1月)、ココス東根店(同)、ビッグボーイ山形桜田東店(同)、ビッグボーイ山形大野目店(2月)の4店。
同社が2月5日に発表した2020年4~12月期の決算短信によれば、売上高は前年同期比6.6%減の4483億円、経常損益は4億6000万円の赤字(前年同期は180億円の黒字)、最終損益は1億9200万円の赤字(同103億円の黒字)だった。

コロナ禍が長期化する中、すき家など牛丼部門の売上高はテイクアウト需要を取り込んで前年同期比3.1%減に食い止めたが、店内飲食に頼るココスやビッグボーイなどレストラン部門は21.3%落ち込んだ。
短信ではレストラン部門で全国95店を閉鎖したとしているが、21年1月以降もこの流れが続いているとみられる。