徹底して山形に密着したフリーペーパー

八千代交通 社長・県ハイヤー協会 会長 石川 康夫さん

2020年12月25日
石川 康夫(いしかわ・やすお) 1954年(昭和29年)山辺町生まれ。千葉商科大商経学部卒業後、首都圏の自動車部品販売会社を経て、81年に山形三菱自動車、ホテルキャッスルを中核とする「八千代グループ」のタクシー部門だった八千代交通(山形市)へ。総務・経理畑を歩み、課長、部長、常務、専務を経て2006年から社長。翌07年のグループ崩壊後、同社の全株式を取得してオーナーに。13年から県ハイヤー協会会長を務める。66歳。
八千代交通 社長・県ハイヤー協会 会長 石川 康夫さん

継承した経営理念は「一社一心」
  お客様第一のサービスを心がけ

――八千代交通の沿革からお願いします。

創業は昭和31年

 「戦後間もなく、東根市の神町駐屯地のタクシー限定認可で駐留米軍を山形市に輸送していたのが始まり。1956年(昭和31年)に一般のタクシー業の認可を得て『八千代自動車』を設立したんだね」
 「当初は自動車販売や修理もやってたみたいだけど、60年にタクシー部門だけが分離して今の社名になったと聞いてる」
――創業者って、土屋武雄さん? 
 「あの人は偉大だったよね。山形三菱やキャッスルをはじめ、うちと八千代観光バスを含めた八千代グループを一代で築き上げたんだから。山形だけじゃなく、宮城や秋田にも事業を広げて」
――その土屋さん亡き後、グループは崩壊…。

グループ崩壊で社主に

 「社長になった翌年で、何が何だか訳も分からず(苦笑)。結局、山形三菱とキャッスルは経営者が変わり、うちと観光バスは自力更生でそれぞれの社長が引き継ぐことになったわけだね」
――それが今では。
 「タクシー保有台数は64台で、山交ハイヤーに次いで県内2位。旅行業にも力を入れるため2011年にバス事業の免許も取得し、バス7台を導入した。従業員は85人、ドライバーは65人で、うち4人が女性という構成になってる」

コロナ禍で青息吐息

――でも今、コロナで業界は大変でしょ。
 「もう最悪。うちの場合、3月から影響が出始めて、例年と比べた売り上げは4月が30%、5月に至っては20%。6月になってようやく50%まで回復し、それから11月末まで60~65%まで持ち直してたんだけど、クラスターの発生で12月以降はまた50%台に逆戻りさ」
 「年末の書き入れ時に、ホントに勘弁してほしいよ。夜から昼にシフトしていた体制を再び夜にシフトして、『さあ、これから』と気合を入れてただけにショックは大きい。夜の山形駅前や七日町なんて、人、歩いてないからね(苦笑)」
――こればっかりはどうしようもないですよね。
 「だのよ」

男気には定評

――石川さんが社長になった年に、同じ南栄町で弊社が創業して。
 「そうだったの?」
――近所ということで石川さんをお訪ねしたら、初対面なのに創刊号で協賛してくれて。
 「そうだっけ」
――その男気にほだされ、以来、ボクが使うタクシーは八千代一筋!
 「有難うございます」
――この間、何度か協賛してもらったけど、ボクが使ったタクシー代の方が絶対多い!(苦笑)