《おしえて!編集長》 くわしく知りたい! ナナ・ビーンズ
2007年3月9日

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七日町の「NANA・BEANS」ってあるじゃないですか。私が子どものころ、あの場所は確か百貨店の「山形松坂屋」でしたよね。 |
山形松坂屋跡を利活用
「そうだね。もともとは1956年(昭和31年)、今のセブンプラザがある場所に、地元の専門店が出資し合って全国でも珍しい百貨店形態の『丸久』がオープンしたんだ。丸久は71年に松坂屋と業務提携し、73年に『丸久松坂屋』に社名変更して現在のNANA・BEANSのところに新築移転したんだ。その後、80年に『山形松坂屋』に社名変更した」
「その『山形松坂屋』が2000年に閉店し、8階建てのビルが空洞化してしまった。これでは七日町がますます衰退してしまうということで、川崎市に本社がある東邦エンタープライズ(横田隆義社長)がビルを取得し、2002年に『NANA・BEANS』として再スタートしたんだ」
「ビルの構成は1〜3階が民間フロア、4〜8階は県や市の支援を受けて山形商工会議所が事業主体になっている公共フロアなんだ。あと、3階から8階のフロアには各6室、計36室のビジネスホテルもあるんだよ」
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割安ホテルも
「あんまり知られてないよね(苦笑)。『ステイ・イン七日町』っていうんだけど、シングル、ツイン、ダブル、ファミリーツインの4タイプの部屋がある。全室フローリングの室内は通常のホテルの1・5倍のスペースがあり、料金はシングルで5000円。街中のビジネスホテルとしては割安かもしれない」
名称、市民からの公募で
「広く市民から名称を募集して、寄せられた443通の中から選んだ。『NANA』は七日町の『七』と、商業、開業支援、ギャラリー、学習空間、スポーツ交流など、ビルが持つ7つのセクションを表現している。『BEANS』は英語の『豆』」。7つの豆が芽を出し、大きく発展するようにという願いが込められているらしい」
最近、1階の生鮮食料品売り場が変わったって母から聞きましたけど。
七日町の活性化担う
「七日町周辺に食品スーパーがなくて不便だという周辺住民の声に応え、昨年9月に1階に食品専門店がオープンしたんだ。鮮魚、青果、肉などの生鮮食料品が中心で、その他、70種類の惣菜バイキングコーナーもあるんだよ」
山形っ子の私とすれば、中心街の核として『NANA・BEANS』には頑張ってほしいですね。
「あんまり知られてないよね(苦笑)。『ステイ・イン七日町』っていうんだけど、シングル、ツイン、ダブル、ファミリーツインの4タイプの部屋がある。全室フローリングの室内は通常のホテルの1・5倍のスペースがあり、料金はシングルで5000円。街中のビジネスホテルとしては割安かもしれない」
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「NANA・BEANS」の名称って、どうやってついたんですか。 |
名称、市民からの公募で
「広く市民から名称を募集して、寄せられた443通の中から選んだ。『NANA』は七日町の『七』と、商業、開業支援、ギャラリー、学習空間、スポーツ交流など、ビルが持つ7つのセクションを表現している。『BEANS』は英語の『豆』」。7つの豆が芽を出し、大きく発展するようにという願いが込められているらしい」

七日町の活性化担う
「七日町周辺に食品スーパーがなくて不便だという周辺住民の声に応え、昨年9月に1階に食品専門店がオープンしたんだ。鮮魚、青果、肉などの生鮮食料品が中心で、その他、70種類の惣菜バイキングコーナーもあるんだよ」
