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Let´s know 脳!/光と頭痛

2020年12月11日
 今回は光と頭痛の関係についてお話しします。

光が頭痛を誘発

 まぶしい光は頭痛を誘発することが知られています。山形では通勤に車が使われることが一般的ですが、朝は太陽の位置が低いため光が車内に差し込むことが多いので要注意。またスキー場などでは太陽だけでなく積雪の反射で頭痛が誘発されがちです。
 通勤やスキー時にはサングラス着用が頭痛を減らすのに有効です。

Let´s know 脳!/光と頭痛

LEDにも要注意

 冬は自宅で過ごす時間が多くなります。最近はエコの観点から室内の照明を発光ダイオード(LED)に切り替えるご家庭も増えていますが、実はこのLED照明が頭痛を誘発しているという指摘もあります。

電球色より白色が悪さ

 ある報告では、45日ごとの頭痛日数を調べたところ、「白色のLEDの部屋」では13日あった頭痛が「電球色のLEDの部屋」では6日でした。頭痛薬を服用したのも前者は7日、後者は2日でした。
 LED照明を使用する際は、電球色で明るすぎない強さが望ましいと考えられます。

ブルーライトも原因に

 スマホのブルーライトにも注意が必要です。スマホの光の中でもブルーライトは刺激が強く、頭痛を引き起こすきっかけになります。
 画面の明るさを暗くし色合いを暖色モードにしたり、夜間だけでなくナイトモードに設定することも有効です。

防ぐことも可能

 現在の生活とは切っても切れない「光」が、頭痛の原因にもなり得るのです。ただ生活上のちょっとしたコツで防ぐことは可能です。
 頭痛は日常生活のふとしたことで誘発されますが、自分が頭痛になりやすい条件を知って、条件が重なる時は、できるだけその状況を避けるようにすることが大切です。


Let´s know 脳!/光と頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。