真理子先生の女性のミカタ/婦人科検診のすすめ
2020年12月11日
「自分に限って大丈夫」と、検診を疎かにていませんか?
乳がん検診は40歳から
全国ほとんどの市町村では、がん検診の費用の多くを公費で負担しています。婦人科検診には乳がんと子宮がんがありますが、山形市の場合、それぞれ2年に1度、年度内に偶数年になる方が対象です。乳がん検診は40歳以上で、66歳以上は無料です。検査内容はマンモグラフィー(レントゲン)検査になります。
検診に加え、定期的に自己触診をして異常を早めに発見しましょう。

子宮がんは20歳から
子宮がん検診は20歳から。子宮の出口の子宮頸がん検査は自己負担2000円前後。不正出血な
どがある方に勧められる子宮体がん検査と両方で2900円前後です。
子宮頸がんは性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因とされますので、同時にHPV検査も受けると安心ですね。
無料クーポン券も
山形市では一定の年齢に達した人を対象に、乳がん検診、子宮頸がん検診を100%公費が負担
する「無料クーポン券」を配布しています。その年齢を上に示しました。
クーポンの有効期限は来年1月31日までですので、ぐれも無駄にしないでださいね。
後悔しないためにも
山形市以外の市町村にも必ず同様の制度があります。これまで検診をやり過ごしていた方、コロナ禍で検診が遅れている方もお忘れなく。「受けておけば良かった」と後悔しないためにも。
詳しくは検診希望予定の病院やクリニックに直接お問い合わせくださいますように。


真理子レディースクリニック 院長
伊藤真理子
●(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。
伊藤真理子
●(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。