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真理子先生の女性のミカタ/緊急避妊

2020年11月13日
 「望まない妊娠を避ける緊急避妊」をご存知でしょうか?

コンドームも危険?

 妊娠を望まない場合、もっとも一般的な方法はコンドームの利用です。ただ利用を嫌がる男性が少なくないことや、「使ったけど破れていた」「外れてしまった』というケースもあり、100%安心とはいえません。
 膣外射精はもっと危険です。膣の外で射精する前に漏れている場合もあります。男の人の「大丈夫だから」というセリフほどあてにならないものはありません。

真理子先生の女性のミカタ/緊急避妊

別名「アフターピル」

 そんな事情から、「もしかして妊娠したのでは?」と悩んでいらっしゃる方もいるはず。緊急避妊は別名「アフターピル」とも呼ばれ、性交渉後に避妊できる方法の一つです。
 具体的には、性交渉の72時間以内に専用の薬剤を1錠内服するだけ。なるべく早い方が効果は高まります。
 この薬剤には、精子の動きを鈍らせたり、排卵を送らせたりする働きがあります。卵子と精子の受精も妨ぐことが可能で、総合的に妊娠を妨げます。

100%ではありません

 ただ、この方法も妊娠を100%防げるわけではないので、治療後、月経予定日に出血があっても一度は妊娠検査で確認しましょう。また授乳中の方は服用後24時間は授乳を休むといった注意も必要です。

病院で処方のうえで

 また薬剤の処方には健康保険は適用されず、自費診療になることをお忘れなく。最近は割安なジェネリック(後発医薬品)も登場しています。
 大切なのはアフターピルを繰り返さないこと。処方先の医療機関で診察を受ければ、今後の避妊について相談したり、感染症やその他の病気が見つかることもあります。

子宮内避妊リングも

 アフターピルに加え、出産経験のある人なら、着床前(ハプニングから5日以内)に子宮腔の中に入れる「子宮内避妊リング」もありますのでご相談ください。


真理子先生の女性のミカタ/緊急避妊
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真理子レディースクリニック 院長
伊藤真理子
(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。