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《おしえて!編集長》今年の灯油価格は?

2020年10月23日
 朝晩の冷え込みが感じられるようになり、間もなく本格的な冬がやってきます。この時期になると気になるのが暖房用の灯油価格ですよね。今年はどうなるのかしら?
《おしえて!編集長》今年の灯油価格は?

寒くなってきましたね。

 「去年が暖冬だったから何となくそう感じるよね。気象庁が先月25日に発表した10~12月の3カ月予報によれば、10月は暖かい空気に覆われやすくて全国的に高温傾向が続くけど、11月は平年並み、12月はラニーニャ現象の影響で平年並みか低めの推移になりそうなんだって」
 「気象庁では『昨年の冬が記録的な暖冬と小雪だっただけに、平年並みのところでも寒く感じるかもしれない』と話してる。まあ、冬らしい冬になるってことなんだろう」

すると気になる灯油価格は?

 安値推移の可能性 

 「今年は安値で推移しそう。山形市周辺での配達価格の目安は、山形農協系の石油販売会社ジャオと山形市消費者団体連合会との話し合いで決まり、その価格が10月1日から翌年の3月31日まで適用されることになってる。もちろん情勢の変化で途中改定されることがほとんどだけど」
 「9月25日に決まった今年のスタート価格はホームタンク用が1リットル75円、ポリタンク用が同76円。これは去年のスタート時の価格に比べ20円安く、2004年以降では過去3番目の安さなんだって」

《おしえて!編集長》今年の灯油価格は?

安くなってる理由は何なんですか?

 コロナで石油需要が減退 

 「何と言っても新型コロナウイルスが原因だね。コロナ禍で人の移動が制限されてるだろ。移動が制限されるということは、クルマやトラックに使われるガソリンや軽油、飛行機に使われるジェット燃料、船舶に使われるバンカーオイルといった石油製品の需要は落ち込まざるを得ない」

そうですよね。

 原油安に波及 

 「となると、これら石油製品の原料である原油の価格は下がる。原油価格は去年の今頃は1バレル(約159リットル)50ドル台だったけど、今は40ドル前後。コロナ禍で移動制限だけでなく、経済活動も停滞しているから原油価格は当面低迷したままだろう」

 円高も影響 

 「原油安に加え、為替も円高傾向が続いているよね。もとの価格が安いうえに円高だと、日本に入ってくる原油価格はさらに安くなる。原油が下がると灯油だけでなくガソリン、軽油など石油製品も軒並み値下がりするんだよ」

なるほど。

 「ジャオの担当者は『安くなったとはいうものの、収入面で苦境に立っている家庭も多いはず。今後の状況にもよるが、できる限り家計を応援する価格を提示していきたい』と話している」