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医学のうんちく/性に関する調査から(下)

2020年8月28日
 前回、前々回に続き、「ジャパン・セックス・サーベイ2020年版」を読み解いていきます。

若い層に多い「浮気」

 恋人や結婚相手以外との性交渉の経験は、男性67.9%、女性46.3%で、現在も継続している(=浮気をしている)のは男性41.1%、女性31.4%でした。
 浮気は男性では20代が70.5%、30代が72.6%、女性では20代が64.2%、30代が57.7%で、若い年代に多いことが分かりました。

医学のうんちく/性に関する調査から(下)

避妊はコンドーム

 避妊方法は、男女ともコンドームが最も多く、男性66.8%、女性50.4%。次いで膣外射精で男性22.9%、女性16.7%。経口避妊薬は女性の2.2%に過ぎませんでした。
 避妊しない女性は37.7%と男性の22.5%を上回りましたが、避妊を男性任せにしているためと考えられます。3年前の前回調査では、避妊しない女性が42.2%、男性30.4%で、避妊に対する意識が多少改善されてはいます。
 避妊しない割合は男女とも年齢とともに増加する傾向があります。最近では高齢者の性感染症が増加しており、避妊だけでなく性感染症の予防としてコンドームの必要性が示唆されます。

男性、動画で自慰

 自慰の経験は男性94.2%、女性56.6%で、週1回以上は男性58.8%、女性12.2%でした。自慰の際に使用するものは男性ではアダルト動画が75.9%でした。男性は視覚的・聴覚的刺激で発情するので理にかなっているといえます。
 動画のVR(仮想現実)化が進むと、性交渉はしないが射精はする男性が増えそうです。
 
女性は想像力で

 女性は自慰の際に使用するものは「特にない」が47.8%で、「妄想」が18.8%。女性の方が想像力、イメージ化に優れているのでしょう。


医学のうんちく/性に関する調査から(下)
医学のうんちく/Y染色体のお話(中)
山形徳洲会病院長
笹川 五十次
(ささがわ・いそじ)1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。