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医学のうんちく/性に関する調査から(上)

2020年7月24日
 今回から3回に分け、日本家族計画協会が全国の20歳から69歳までの男女約5000人を対象に行った性に関する調査「ジャパン・セックス・サーベイ」2020年版を読み解いていきます。

進む男性の草食化

 同調査によれば、性交渉経験率は男性86.0%、女性89.4%。30歳代の経験率は男性79.9%、女性86.0%で、前回調査(17年)の男性81.3%、女性87.2%と比べると男女とも低下しています。20~40歳代では女性の経験率が男性を上回っており、男性の草食化が進んでいることを裏付けています。

医学のうんちく/性に関する調査から(上)

性行為の目的に男女差

 性交渉の目的は、男性では「性的な快楽のため」(69.8%)、「愛情を表現するため」(56.5%)の順でしたが、女性では「愛情を表現するため」(56.1%)「ふれあいのため」(45.1%)の順で、男女間で性交渉の目的に微妙な意識の違いが認められました。

セックスレス化も

 この1年間で全く性交渉をしなかったのは男性41.1%、女性49.5%でした。過去1カ月間性交渉がない「セックスレス」だと回答した男性は61.6%、女性は64.2%でした。前回調査では男性36.0%、女性45.2%でしたので、セックスレス傾向がさらに進んでいることが分かりました。
 1年以上性交渉をしていない人は男性で平均8.7年、女性で平均9.6年性交渉をしておらず、長年にわたり性交渉とは無縁の生活を送っていました。

どこで射精するか?

 射精の頻度について調査したところ、「性交渉と射精の回数が同じ」は23.9%にすぎず、「性交渉回数より射精回数が多い」36.2%、「性交渉はしていないが射精はしている」が39.9%で、自慰、夢精、性風俗で射精している割合が多いことが分かりました。


医学のうんちく/性に関する調査から(上)
医学のうんちく/Y染色体のお話(中)
山形徳洲会病院長
笹川 五十次
(ささがわ・いそじ)1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。