ヤマザワ 成沢店(山形市)を大幅改装/13日から3週間 ベニマルも6日から
2020年7月10日
食品スーパーで県内最大手のヤマザワ(山形市)は山形市成沢西の「成沢店」を全面改装する。店舗の老朽化に対応し、あわせて顧客満足の向上につなげる狙い。13日から休業して工事を開始、リニューアルオープンは3週間後の8月2日を予定している。国道13号を挟んで営業する競合店、ヨークベニマル(福島県郡山市)の「成沢店」も改装のため6日から11日まで臨時休業に入っている。

売り場面積2500平方メートルの成沢店は同社にとり主力店舗の位置づけだが、開業は2000年(平成12年)で、築20年が経過して建物や設備の老朽化も目立っていたという。
改装では照明設備を発光ダイオード(LED)に切り替えるほか、冷媒に環境破壊の要因とされるフロンを使わない冷凍・冷蔵設備に入れ替え、配管も交換する。
また顧客からの要望に応え店舗内のレイアウトも大幅に変更。分散していた総菜・加工食品の売り場の集中化を図り、レジ後方のスペースも拡大する。

ヤマザワは2月の経営方針発表会で、来年2月末まで新規出店は見合わせ、河北町と鶴岡市の既存店を移転新築するほか、成沢店を含む4店を大幅改装する計画を打ち出していた。
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食品スーパーで東北最大のベニマルも改装のため成沢店を休業中。同店の開業は02年で、同社では「改装は店舗の老朽化に対応するのが目的」としている。

成沢地区で激しい顧客争奪戦を繰り広げているヤマザワとベニマルだが、しばしの間〝休戦状態〟に入る格好だ。