徹底して山形に密着したフリーペーパー

フトン巻きのジロー 会長 森下 洋次郎さん

2020年6月12日
森下 洋次郎(もりした・ようじろう) 1977年(昭和52年)奈良県生駒市生まれ。地元小学校を卒業後、鹿児島市で寮生活を送りながらラサール中・高で学ぶ。慶大商学部に進み、卒業後の2000年に会計事務所世界最大手のプライスウォーターハウスクーパース(PwC、本部ロンドン)へ。06年に独立しIT企業のバズー(東京)を設立して社長に。17年6月にランドリージロー(沖縄市)を創業、同社を2020年にフトン巻きのジロー(同)に改組して代表取締役会長就任。立命館大客員教授も務める。42歳。
フトン巻きのジロー 会長 森下 洋次郎さん

イノベーション起こし急成長
  3年後の300店を目指します

――フトン巻きのジローが5月21日、ららパーク天童で開業しました。

業界初の布団丸洗い

 「ジローは布団の丸洗いができる業界初のコインランドリーで、16年に沖縄県糸満市で開業したのが最初です。当初は沖縄だけの展開でしたが、18年に栃木県にフランチャイズ(FC)本部を構えて本州に進出、現在の店舗数は初の東北出店になる天童店を含め49店まで拡大しています」
――どうして山形、天童だったんですか?
 「地元にFC加盟に熱心なオーナーさんがいらして。たまたまですね」
――成長ぶりは去年、TBSの「がっちりマンデー!!」でも紹介されて。
 「独自開発のネットを布団に巻き付け、大型洗濯乾燥機に入れて丸洗いします。料金は2000円、乾燥まで約1時間。布団の丸洗いを専門業者に頼むと料金は5000~1万円、日数は1カ月はかかるはずです」 

華麗なる経歴?

――華麗な経歴で。
 「大学卒業後に勤めた外資系企業では経営コンサルタントとして世界各国を巡りましたが、やってるうちに自分で事業をやりたくなった。それでシステム開発の会社を立ち上げて社長に収まりましたが、正直、この会社がうまくいかなくて」
 「その失敗談をSNS等で発信してたら、たまたま立命館大の関係者の目に留まり、立命館で『しくじり先生 俺みたいになるな!!』みたいな講演をするようになったら、これがまた学生たちに大受けして(苦笑)」
――それで客員教授として招かれたと。
 「だから華麗でも何でもないんですよ(笑)」
――でも「フトン巻きのジロー」の創業会長には見えないなあ(苦笑)

起業家に学び創業

 「ジローの創業も、立命館でベンチャー創業を目指す文科省の『アントレプレナー育成事業』に関わるうち、複数の起業家からイノベーション(改革)の手法を学んだことがきっかけです」
――具体的には?
 「要は人のやらないことをやればいいと。この視点でコインランドリー業界を見回した時、市場は拡大してるけど、衣類だけを洗うという業態は昔のまま。新たに布団を対象にすれば必ず改革を起こせるだろうと」
――ふ~ん。
 「実際にやってきて、自分の見立ては間違ってなかったと思う。『布団丸洗いから始める健康生活』をキャッチフレーズに、3年後には300店の展開を目指してます」

USA!

――今のお住まいは?
 「那覇市です」
――DA PUMPのISSAに似てるよね。
 「言われますね(笑)」