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真理子先生の女性のミカタ/ドメスティック・バイオレンス(DV):上

2020年3月13日
 すでにご存じのように、ドメスティック・バイオレンス(DV)とは配偶者や恋人など親しい関係の2人の間に起こる家庭内暴力のことです。

パートナーが暴力を

 DVには特徴があります。親しい関係の2人ですので、パートナーは基本的には優しいのです。それが次第に2人の間の緊張が高まり、ある時にパートナーが爆発的に暴力をふるいます。
 ただ、その直後に謝ったり、優しくなったり、何事もなかったかのような態度に戻ります。これが繰り返されるのが厄介なところです。

真理子先生の女性のミカタ/ドメスティック・バイオレンス(DV):上

受けた側のストレス

 DVを受けた側の心は傷つけられてしまいます。相手の機嫌が気になり、心は常に緊張を強いられて休まることがありません。暴力をふるわれるのは自分が悪いからなどと思い込まされてしまいます。そういったストレスで気持ちは落ち込み、何もかもやる気がなくなったりすることも。
 さらにお子様がそれを目の前で見ていたなら、同じように心は緊張し、ビクビクして親の様子ばかりうかがったり、情緒不安定になってしまうかもしれません。

身体的以外の暴力も

 暴力は殴る、蹴る、物を投げつけるといった身体的暴力ばかりではありません。人前でバカにしたり、生活費を渡さないといった精神的暴力や、性行為の強要など性的暴力も含まれます。
 しかもパートナーが優しい時もありますから、それを暴力と気がつかない場合も多いのです。

救済する法律も

 DVは家庭内で起こるため第三者には見つけにくく、長期間繰り返し行われるため深刻な事態を招くことがままあります。被害者を救済するために「DV防止法」も定められています。


真理子先生の女性のミカタ/ドメスティック・バイオレンス(DV):上
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院長
伊藤真理子
(いとう・まりこ) 1986年山形大学医学部卒業。山大病院、篠田病院を経て2005年6月に真理子レディースクリニックを開業。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。