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Let´s know 脳!/頭痛の日

2020年2月14日
 読者の皆さんは2月22日が何の日かご存知ですか? 正解は「頭痛の日」。ず(2)、つう(2)の語呂から日本頭痛協会が2012年に制定しました。

アンケート調査から

 その頭痛の日を迎えるのを機に、日本頭痛協会にも加盟する日本イーライリリーという製薬会社が代表的な頭痛である片頭痛に関し、患者さんだけでなく職場の人も加えたアンケート調査を実施しました。
 調査の対象は患者さん300人、職場に患者さんがいる150人、職場に患者さんがいない150人の計600人です。

Let´s know 脳!/頭痛の日

痛みの認識にギャップ

 それによれば、患者さんにとって片頭痛の痛みの程度は「出産」に次ぐものですが、周囲の人が想像する片頭痛の痛みは「出産」「腎結石」「骨折」の次であり、痛みへの認識にギャップがあることが分かりました。

痛みをこらえて仕事

 痛みを訴える患者さんにどう対処するかを職場の人に聞いたところ、80%の人が仕事を休むことや予定が変更になることを許容すると回答しましたが、患者さんの92%は「自分の仕事が忙しいから」「周りの人に迷惑をかけたくないから」という理由で勤務を続けていることも分かりました。

周囲に伝えられず

 片頭痛は30~40代の働き世代や子育て世代に多いことが知られています。今回の調査からは、患者さんの多くが周囲の予想を上回る痛みのツラさを伝えられず、我慢している実態が浮き彫りになりました。

相談する勇気を

 その一方で「働き方改革」の影響もあり、体調にあわせて働くことは多くの人が支持しています。自分の頭痛のことを勇気を持って周囲に打ち明けて、相談していくことも必要なのではないでしょうか。


Let´s know 脳!/頭痛の日
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。