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あなたの目 健康ですか?/(142)花粉症の初期療法

2020年2月14日
 今年は暖冬で、県内でも雪が降らない日が続いています。でもホッとしているのは禁物。暖冬で小雪ということは、スギ花粉の飛散が早まることが予想されるからです。

花粉の飛散は早め

 気象会社「ウェザーニュース社」は6日、関東南部や東海、九州北部など15都県で5日までにスギ花粉の飛散を確認したと発表しました。
 暖冬の影響で花粉を出すスギの雄花の成長が早まっており、全国的に飛散開始の時期やピークの時期も早まると予想しています。

あなたの目 健康ですか?/(142)花粉症の初期療法

初期療法とは

 これまでに何度かお話ししてきましたが、花粉症対策として注目されているのが初期療法です。
 初期療法は花粉飛散予測日の2週前、または症状が少しでも現れた時点で抗アレルギー点眼薬を投与する治療です。
 初期療法のメリットは①花粉症の発症時期を遅らせる②症状を軽くする③ツラい時期を短縮できる――などです。

悩んでばかりいないで

 花粉症は繰り返し花粉を吸い込んでいるうちに症状が悪化します。ツラくなってから薬を使うのでは症状が改善するまでの時間もかかります。
 毎年のように花粉症に悩まされている人には初期療法がお勧めです。コンタクトレンズを使用している人は、症状を早めに抑えることでコンタクトを休まずに使えるメリットも期待できます。

眼科医に相談を

 県内で初期療法を始める目安はバレンタイン前後です。マスクやうがい、洗顔などのセルフケアも大切ですが、初期療法を取り入れれば快適に花粉症シーズンを乗り切れるはず。暖冬の今年は早めにかかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか。


あなたの目 健康ですか?/(142)花粉症の初期療法
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院長
高橋 義徳
たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。