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Let´s know 脳!/年の瀬の頭痛

2019年12月13日
 年の瀬も近づき、この時期になると「忘年会続きで二日酔いの頭痛が…」「年末の追い込み仕事が忙しく、目が疲れて頭痛が…」といった患者さんが増えるものです。

二日酔い予防に漢方薬

 まず二日酔いの頭痛ですが、お勧めしたいのは漢方薬です。実際、医師仲間の多くも飲み会の前にはそれぞれに合った漢方薬を飲んで“参戦”しているようです。
 漢方薬というと「長く飲み続けるもの」というイメージがありますが、二日酔いや悪酔いといった一過性の症状なら単発でも十分な効果が得られます。

Let´s know 脳!/年の瀬の頭痛

飲みすぎず水分補給を

 二日酔いの頭痛はアルコールを分解する時にアセトアルデヒドが血管を拡張させることによって生じます。それを防ぐには当たり前のことですが飲みすぎないこと、また飲む時は水分も多めにとり、どんどんアルコールを分解することです。

「目疲れの頭痛」は誤解

 「目が疲れて頭痛が…」という患者さんに対しては「目の疲れと頭痛は直接関係はありませんよ」とお伝えしています。
 例えば耳や鼻を酷使したとして、機能低下をきたすことはあっても痛みは伴いません。目の網膜や視神経も疲れたからと言って痛みを生じることはありません。
 目疲れによる頭痛だと思っているものは、疲労による片頭痛のことが多いです。実際、目の奥の痛みを訴えられる患者さんには片頭痛専用の薬を処方しており、効果を感じていただいています。
 世間で言われている眼
精疲労は、かなりの割合で片頭痛が混ざっていると考えられます。

正しい生活習慣を

 頭痛の対策は生活習慣を整えることが一番大切です。何かと忙しい季節ですが、仕事のときは適宜休憩を入れる、しっかり睡眠をとる、アルコールは適量を心がけるといったことをキチンと実行しましょう。


Let´s know 脳!/年の瀬の頭痛
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TFメディカル 嶋北 内科・脳神経外科クリニック 医師
佐藤 篤
(さとう・あつし)2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。医学博士。