徹底して山形に密着したフリーペーパー

あなたの目 健康ですか?/(140)コンタクトレンズはゴミ箱に

2019年12月13日
 やまコミ読者の方なら、直径5ミリ以下のプラスチック粒子「マイクロプラスチック」が海洋環境の破壊要因とされているのはご存知のはず。
 そのマイクロプラスチックの発生源の一つが今お使いのコンタクトレンズだとしたら、それは看過できない問題です。

ゴミ箱以外が3割も!

 日本コンタクトレンズ協会は先日、使用済みのコンタクトをゴミ箱以外に捨てている人が約3割いるという調査結果を発表しました。
 調査は15~59歳のコンタクト使用者2400人を対象にしたもので、「いつもゴミ箱に捨てている」(71・5%)が最多でしたが、「時々ゴミ箱以外に」が7.9%、「いつもゴミ箱以外に」が20.6%でした。
 ゴミ箱以外のどこに捨てているかは「洗面所や流し」が33.3%と最も多く、次いで「トイレ」が15.1%でした。

あなたの目 健康ですか?/(140)コンタクトレンズはゴミ箱に

海洋汚染の原因に

 海に浮遊するマイクロプラスチックは魚介類に取り込まれることで、食物連鎖を通して人間に悪影響を及ぼすことが懸念されています。使用済みのコンタクトは正しく処理しないと環境に負担をかけかねません。
 以前にも紹介したように、アメリカでは年間最大33億枚のコンタクトが下水に流されていました。コンタクト使用者の15~20%が流しやトイレに使用したレンズを流していて、小さく砕かれたレンズが下水処理施設を通り抜けている可能性を指摘しています。

環境を守るためにも

 日本では年間30億枚以上のコンタクトが出荷されています。県内では自治体により分別方法に違いがあるようですが、山形市、天童市、山辺町では燃えるゴミとして捨てる必要があります。環境を守るためにもこのことをお忘れなく。


あなたの目 健康ですか?/(140)コンタクトレンズはゴミ箱に
7/12
院長
高橋 義徳
たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。