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「福祉のしごと」って?/11月11日は「介護の日」

2019年10月11日
 11月11日は「介護の日」。高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民に広く関心を持ってもらうことを目的に2008年に定められた記念日です。そこで今号では介護のお仕事の現状について、ハローワークの高橋さんに質問してみました。
「福祉のしごと」って?/11月11日は「介護の日」

11月11日が介護の日になったのは?
 
 「いい(11)月、いい(11)日、毎日、あったか介護ありがとう」という意味合いの語呂合わせから。11年前の2008年に厚生労働省が制定しました。

今、介護や福祉施設の現場はどうなんでしょう?

 高齢者のニーズは高まり、いずれの現場でも、どんどん働く人、働きたい人を確保したい状況。今年8月現在、ハローワーク山形の有効求人倍率が1.56倍の中、介護サービスの職業は4.19倍で、看護助手が3.77倍です。

働き方について、実情を知りたいです。資格がなくても大丈夫?

 国家資格として「介護福祉士」や「認定介護福祉士」がありますが、資格がないと働けないということではありません。
 資格がないままで入職し、事業所の援助を受けながら国家資格を取得して活躍している方もたくさん。
 専門の学校を卒業された人はもちろん、他業種から転職された人、中には他業種で定年を迎えた後、再就職先として介護・福祉施設を選んだという人もいます。
 フルタイムに限らず、パートなど柔軟な働き方を選べるのもこの仕事のメリットですね。

「福祉のしごと」って?/11月11日は「介護の日」

ハローワークでの支援は?

 求職者を対象に介護施設見学会を開催したり、無料で介護の資格取得ができる職業訓練をあっせんしたりしています。
 見学会は、実際にスタッフの働いている姿をご覧いただき、自由に質問できるので毎回好評です。また、山形市桧町のハローワーク山形では介護福祉相談コーナーを常設しています。

大きなイベントが開催されると聞きました。

 11月11日の「介護の日」に合わせ、「福祉のしごとフェア」を山形国際交流プラザ(ビッグウイング)で開催します。福祉の就職イベントとしては県内最大規模。昨年は300人超の方が参加されています。
 当日は、介護や福祉関連の約80社がブースを出展。個別面談会では、たくさんの情報を収集して魅力に触れられるほか、各事業所のPRをまとめた冊子も配付予定です。
 また、お笑いコンビ「レギュラー」のトークショーやイベントも盛りだくさん。ぜひ足を運んで、自分に合う職場をみつけてほしいです。

誰でも参加できますか?

 はい、介護に興味のない人にこそ来ていただきたい!介護機器の展示、現場で輝く職員さんの写真展、また現場で働く男子・女子と気軽に交流できるエリアもあるので、フェアに参加して仕事の魅力を感じてもらえれば嬉しいです。参加すれば絶対にイメージが変わること請け合い。

「福祉のしごと」って?/11月11日は「介護の日」
「福祉のしごと」って?/11月11日は「介護の日」