あなたの目 健康ですか?/(138)目の愛護デー
2019年10月11日
10月10日は目の愛護デーです。毎年スローガンを掲げていますが、今年はちょっぴり長めです。
「目は、暮らしに寄り添っているものだから。お悩みがあれば、どうぞ早めにご相談ください。私たち眼科専門医はあなたの目の味方です。」というものです(苦笑)
「目は、暮らしに寄り添っているものだから。お悩みがあれば、どうぞ早めにご相談ください。私たち眼科専門医はあなたの目の味方です。」というものです(苦笑)
2大疾患のひとつ緑内障
暮らしに寄り添う目をむしばむ2大疾患が緑内障と糖尿病網膜症です。この2大失明原因疾患は初期には自覚症状が全くないのが厄介なところです。自分の目の健康を守るためには定期受診は欠かせません。
緑内障は加齢とともに増えていきます。40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人に緑内障がみられます。40歳を超えたら忘れずに年に1度の定期検査を受診しましょう。

増える糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は糖尿病の血糖コントロール状態と罹病(りびょう)期間に応じて増えていきます。糖尿病と診断されて初めての眼科受診で異常がなくても、年を経るほどに糖尿病網膜症は増えてきます。
自覚症状が出てからでは手遅れになる場合があります。糖尿病と診断されたら年に1回は眼科検診を継続してください。
スマホなどで環境変化
最近ではスマートフォンなど目の使い方が以前とはかなり異なる環境になり、重度の眼精疲労、ドライアイや急性発症の内斜視などが増えてきています。デジタルデバイスは生活に欠かせないものになっていくので、屈折・調節といった目の機能の変化を評価していくことが大切です。
お早めにご相談を
今年のスローガンに掲げているように、私たち眼科専門医はみなさんの目の味方です。お悩みがあれば、どうぞお早めにご相談ください。


院長
高橋 義徳
●(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。
高橋 義徳
●(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。