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税金のABC/(114)不動産取得税

2019年9月27日
 土地や建物などの不動産を購入したり、不動産の所有権が移転したりした場合に不動産取得税が課税されます。今回は不動産取得税にまつわるお話です。

税率は3%

 マイホームを建てたり中古の一軒家を購入した場合、不動産取得税は土地と建物の固定資産税評価額にかかり、その税率は3%です。
 ただ新築なら宅地は軽減措置として固定資産税評価額の2分の1から一定の控除額を引くことができ、建物も固定資産税評価額から1200万円が控除できます。

税金のABC/(114)不動産取得税

具体的には?

 例えば、土地100坪3000万円、建物40坪2000万円のマイホームを購入したとしましょう。
 土地の固定資産税評価額は時価の約7割なので2100万円で、その2分の1の1050万円の3%の31万5000円から一定の控除額を引いた約12万円になります。建物は2000万円から控除額の1200万円を差し引いた800万円の3%の24万円です。
 つまり土地と建物にかかる不動産取得税は約36万円になります。

配偶者贈与の特例

 知っておきたいのは「20年以上連れ添った夫婦間で居住用の不動産を贈与した時の配偶者控除」の特例を利用する場合です。
 一般には親族間でも不動産を“贈与”すれば、もらった側に贈与税が発生しますが、この特例を利用すれば最高2000万円までの不動産については贈与税がかかりません。お得な特典といえるでしょう。

相続が有利な場合も

 ただ贈与の場合、3%の不動産取得税と2%の登録免許税がかかることをお忘れなく。
 配偶者に居住用不動産を渡す方法としては“相続”もあります。相続税が発生する場合もありますが、不動産取得税は免除され、登録免許税も0.4%です。
 相続対策のつもりで「配偶者の2000万円控除の特例」を使うと、実は支払う税金が多くなったというケースもあるので注意が必要です。


税金のABC/(114)不動産取得税
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山形相続サポートセンター
(運営:税理士法人 あさひ会計)
税理士 菊地 克子