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女性の美と健康/性器カンジダ症

2019年9月27日
 女性器に関するご相談で最も多いのが「かゆみ」。そのかゆみの原因として最も多いのが「カンジダ」です。

ガンジダはかびの仲間

 カンジダはカビの仲間で、多くは糞便よりの膣内感染です。そのカンジダが膣内で増殖するとかゆみの症状が出るのです。増殖を引き起こす原因の多くは性交渉ですが、性交渉の経験が1度もない女性でも発症することがあります。

女性の美と健康/性器カンジダ症

いろんな原因で増殖

 また疲れやストレスなどで体の抵抗力や免疫力が落ちた時、抗生物質やステロイドを内服していた時、妊娠時や糖尿病を患っている時などもカンジダは膣内で増殖しやすくなります。

症状はかゆみ、おりもの

 症状は強いかゆみのほか、酒かすやカッテージチーズのような白くぽろぽろとしたおりものが出たり、性交時の痛み、腫れや発赤が出ることもあります。
 また今回は性器カンジダ症のお話ですが、カンジダは柔らかい皮膚や粘膜が大好きで、乳首や乳輪、口まわりに症状があらわれることも珍しくありません。

治療はおおむね2週間

 治療は膣内を洗浄し、膣座薬を週1回挿入します。同時に外陰には軟膏を塗布し、症状がなくなれば基本的に治療は終了で、おおむね2週間ですみます。
 検査でカンジダが消失したことを確認する必要があります。真菌属は膣内にいますが、カンジダ・アルビカンスの消失をみる必要があるからです。

婦人科に相談を

 性器ガンジダ症は外陰がんなど悪性疾患のリスクにつながることもあり得ます。症状が繰り返す場合は婦人科に相談しましょう。


女性の美と健康/性器カンジダ症
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
(むらやま・かずひこ)山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。