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医学のうんちく/出会いの場

2019年9月27日
 近年、恋愛に淡白な草食系男子が増えていると言われていますが、パートナーとの出会いにも変化がみられるようです。

増える「オンライン」

 米スタンフォード大学の研究チームが今年、5492人の男女を対象に異性と出会いについて調査したところ、1940年ごろまでは「家族を介した出会い」が最も多く、その後は「友人の紹介」が長い間1位の座を保っていました。
 また1995年時点では「友人の紹介」33%、「職場の同僚あるいは紹介」19%、「バーやレストランで」19%という順でしたが、2017年になると「オンラインで」39%、「バーやレストランで」27%、「友人の紹介」20%の順に変わります。

医学のうんちく/出会いの場

減る「職場」

 職場での出会いは1980~90年代に約20%とピークでしたが、その後は下降線をたどり、現在では約10%にまで減っています。転職が増えて同じ職場で長期間働かなくなったことや、働き方改革などで職場に“かんづめ”になることが少なくなったことなども影響しているのかもしれません。
 バーやレストランでの出会いがオンラインでの出会いに次いで増加していますが、ナンパが増えたわけではなく、オンラインで知り合ってバーやレストランで顔を合わせる場合も含まれているようです。

時代のすう勢か

 ちなみに、今年9月から、友達とつながることが目的だったフェイスブックが出会い系アプリにも進出することになっています。
 「ティンダー」「マッチドットコム」「eハーモニー」など既存のデートアプリとの競合が激化するとみられ、男女の出会いの場としてオンラインが加速することは時代のすう勢なのでしょう。
 スマホなどの電子デバイスの普及が草食系男子の増加の一因となっている一方で、男女の出会いに役立っていることは皮肉といえば皮肉ですね。


医学のうんちく/出会いの場
医学のうんちく/Y染色体のお話(中)
山形徳洲会病院長
笹川 五十次
(ささがわ・いそじ)1982年 富山医科薬科大学(現富山大学)医学部卒業、86年同大学大学院修了後、ハワイ州立大学医学部を経て、04年に山形徳洲会病院副院長、08年から現職。日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医、日本透析医学会認定透析専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。