高齢者特集

年々増加する高齢者
総務省の調べによれば、2018年9月15日時点の65歳以上の高齢者人口は3557万人で、前年比44万人増加しました。総人口は前年比27万人減の1億2642万人で、高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は0.4ポイント増の28.1%と過去最高を記録しています。
高齢化率は今後も上昇が続く見通しで、第2次ベビーブーム期(1971~1974年)に生まれた世代が65歳以上になる2040年には35.3%と見込まれています。

女性の高齢者2000万人超え
高齢者を男女別にみると、男性は1545万人、女性は2012万人で、女性の高齢者が初めて2000万人を突破しました。女性100人に対する男性の数(人口性比)は、15歳未満では104.9、15~64歳では102.4と男性が多いのに対し、65歳以上では女性が男性より467万人多く、76.8となっています。
働く高齢者
高齢者の就業者数は14年連続で増加しています。現在では807万人で、就業者総数に占める高齢者の割合は12.4%で過去最高。業種別では「卸売業・小売業」が125万人と最も多く、次いで「農業・林業」の99万人。農業・林業では就業者総数に占める高齢者の割合では49.3%と最も高くなっています。

外国と比較すると
諸外国と比較すると、日本の高齢化率は世界で最も高く、次いでイタリア、ポルトガル、ドイツが続きます。
カナダ、イギリス、ドイツなどの主要国でも高齢者の就業率が上昇していますが、その中にあっても日本の割合は突出しています。
山形県の場合
山形県の2017年10月1日現在の高齢者人口は35万3791人で、高齢化率は32.3%と全国6位の高さです。

県内の市町村で最も高齢化率が高いのは西川町の42.9%で、最も低いのは東根市の27.2%でした。