徹底して山形に密着したフリーペーパー

シューマート(長野市)会長 霜田 清 さん

2019年9月13日
霜田 清(しもだ・きよし) 1967年(昭和42年)長野市生まれ。早大法学部を卒業後、26歳の時に衆院選・長野1区に無所属で出馬して落選。3年後の96年に靴小売り店をチェーン展開するシューマート入社。2007年から社長を務め、同社を売上高100億円、業界ではABCマート、チヨダら最大手に続く2番手集団に育て上げた。17年から会長。18年2月、山形県内と仙台市で靴店を多店舗展開していた千足屋(山形市)の営業権をシューマートが取得して以降、週5日は山形市内に常駐して県内店舗運営を指揮している。52歳。
シューマート(長野市)会長 霜田 清 さん

地域に根づいた店舗戦略で
  山形の人の足を守る存在に

――やや変わった経歴をお持ちで。

応援部主将、選挙にも

 「大学時代は応援部に所属し、4年の時に部員200人を統べる主将を務めました。卒業時、大学の先輩方から入社のお誘いをいただきましたが、目指していたのは司法試験。でも4回挑戦してもダメで(苦笑)」
 「そのうち政治家を育てる塾に顔を出すようになり、結果的に新党ブームを巻き起こす1993年の衆院選に仲間から『長野からはお前が出ろ』と言われまして」
 「もちろん惨敗。捲土重来(けんどちょうらい)を期そうとしていたところ、選挙運動中に知己を得た今の会社の創業者から『人、モノ、金を使って組織を動かすのは政治も経営も同じ』『1億人を幸せにする前に目の前の100人を幸せにしてみろ』と諭され、お世話になることに」
――わりあい人任せの人生ですね(苦笑)
 「入社して3年目に部長、4年目に役員になりました。シューマートは長野、新潟、山梨、栃木、群馬、茨城、それに山形の7県で40店を展開していますが、他社にない特徴は…」

シューマートの強み

――特徴は?
 「一つ目は赤ちゃんからお年寄りまでを対象にした豊富な品ぞろえ。二つ目は、その人にあった靴選びを助言する『シューフィッター』を店舗に配置している点です」
 「3つ目が社員が店舗オーナーになる独自のフランチャイズチェーン(FC)制度。社員一人ひとりを資本家、事業家にしたいという思いから全店の9割が社員FC店です。社長時代の10年間は、この3つの強みをさらに伸ばすことを心がけました」
――千足屋からの営業譲渡はどんな経緯で?

ほぼ山形で生活

 「もともと仕入れや商品開発なんかで仲間だったんですよ。その千足屋さんから(営業譲渡の)依頼を受け、山形も長野も同じ雪寒地域、ならば引き受けてみようと」
――それ以来、ほぼ山形に住みついてくれて。
 「創業者の息子さんが社長に就任し、会長になったボクが長野にいたんじゃ社長もやりづらいだろうと(笑)。もちろん山形での事業を成功させたいという強い思いと、山形が気に入ったということもあります」
 「山形の人が温かく受け入れてくれるのが嬉しい。今ではすっかり溶け込ませてもらい、今年からは早大校友会山形県支部の幹事もやってます」

絶対の上位関係?

――大学でボクは9年先輩だから、「おい、焼きそばパン買ってこい」なんてね(苦笑)
 「買ってきます(笑)」
――牛乳もな!