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《セピア色の風景帖》 第133回 旧新庄駅

2019年9月13日
 現在のJR新庄駅は1999年(平成11年)の新幹線延伸時に完成したが、それ以前の旧新庄駅が開業したのは1903年(明治36年)。当初から最上地方の中心拠点としての役割を担い、昭和末期までは貨物駅でもあったが、国鉄からJRに移行する際に貨物の取り扱いを終えたという。
《セピア色の風景帖》 第133回 旧新庄駅

 旧新庄駅はこれといった特徴のある構造ではなかったが、駅前には新庄まつりの際に山車が転回するのを観覧できる広場があり、たぬき公園という小さな噴水を備えたひなびた公園があった。

 新幹線延伸で駅舎も軌道も更新され、酒田行きの急行・月山も姿を消したが、レンガ積みの車庫やSLの方向を変える転車台は残された。
 軌道の幅が旧規格という陸羽東線を使ってSL走行イベントが催され、新庄まつりとともに駅周辺のにぎわい復活に貢献している。 (F) 

《セピア色の風景帖》 第133回 旧新庄駅