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女性の美と健康/尖圭コンジローマ

2019年8月23日
 淑女の皆様に恐縮ですが、外陰部を鏡でご覧になって、イボのような物ができていませんか?

HPVに感染して発症

 イボがあれば、それは「尖圭(せんけい)コンジローマ」という性感染症で、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することによって発症します。感染している人との膣性交(ちつせいこう)やスキンシップなどのほか、肛門性交などでうつります。性交後3週間後から8カ月後、平均2・8カ月後に発症します。

女性の美と健康/尖圭コンジローマ

鶏のトサカ状のイボ

 尖圭コンジローマに感染して発症するイボは鶏のトサカ状やカリフラワー状で、表面がザラついているのが特徴です。最初のイボは1~3ミリほどですが、放っておくと次第に増殖して大きくなっていきます。
 発症する場所は外陰部や膣の中、子宮頸部(けいぶ)のほか、肛門周辺というケースもあります。

自覚症状には乏しく

 時として出血や痛みを伴うこともありますが、一般には自覚症状はありません。そのため気づかないことが多く、気づいても「何かイボができてるな」くらいの軽い受け止め方をされがちですが、他の性感染症を合併している可能性もあり、早いうちに治療するに越したことはありません。

軟膏治療が一般的

 治療法ですが、まず病変部を綿棒でぬぐい、イボにHPVが存在するかどうかを確認したうえで軟膏(なんこう)を塗る方法が一般的です。
 大きくなると軟膏では効かないこともあり、その場合は電気メスによる切除や液体窒素による凍結療法などを用います。

 本人が治癒してもパートナーがHPVを保持している限り再発する可能性があり、2人で徹底的に治療することをお勧めします。


女性の美と健康/尖圭コンジローマ
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
(むらやま・かずひこ)山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。