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謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/うんざりな吉本の話

2019年8月9日
 ちょっといい話どころか、けしからん話の連続で恐縮してます。なんのことかって?もちろんボクの古巣、吉本興業の不祥事のことですがな。
謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/うんざりな吉本の話

 すでに皆さんもご存じの通り、ことの発端は「雨上がり決死隊」の宮迫博之や「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮らの吉本所属の芸人が、会社を通さないイベントに出演したことでした。
 しかも、イベントを主催したのは振り込め詐欺グループで、ギャラまでもらっていたというから完全にアウトですわな。

 吉本では会社を通さない活動を「直(ちょく)営業」と呼び、かつては友達や親戚の結婚式の司会、お世話になっている企業のイベントなどへの出演などは許されていた時代がありました。
 ただ、あいまいなルールだったため、反社会的勢力(反社)と関係してしまう恐れがあることから次第に直営業はNGになっていきました。
 ボクが吉本に在籍していたころは、コンプライアンス研修には5つのタブーがありました。それは「酒」「金」「男女関係」「薬物」、そして「反社」です。
 ボクも含めて会社では芸人さんらに「直営業は反社とつながりやすい。どんな時でも会社に相談せなあかんで」と口うるさく言ってたのに…。
      
 それにしてもテレビで吉本ネタを見させられるのはもうウンザリ。こうなったら宮迫ら11人が総出演し、「大笑いオレオレ詐欺撃滅作戦」のようなコントをつくるしかありませんな。
 仕事がないのでみんなヒマなはずで、劇団にして全国を巡回させる。当然ノーギャラですわ。


謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/うんざりな吉本の話
竹中 功(たけなか・いさお)

1959年大阪市生まれ。お笑いの吉本興業で長く広報を担当、所属芸人の不祥事の事後処理を一手に引き受け、2015年に吉本退社後は「謝罪マスター」として講演、執筆、ラジオパーソナリティーと多方面で活躍中。月に1回、山形刑務所で受刑者向けの教育活動も。