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《セピア色の風景帖》 第132回 旧神町駅舎

2019年8月9日
 JR奥羽本線神町駅の開業は1901年(明治34年)。旧駅舎は戦後間もない47年(昭和22年)に進駐軍によって建てられ、駅舎内には連合軍鉄道運輸司令部事務所(RTO)が置かれていた。
《セピア色の風景帖》 第132回 旧神町駅舎

 造りは木製2階建てで、2階壁面には大きく「JIMMACHI STATION」と英語表記の駅名が横書きされており、占領時の雰囲気を醸し出していた。
 一般客用の入り口は右側にあった。入ると待合室は吹き抜けになっており、開放感のある空間だった。中心部には大きな柱が立っていた。
 RTOの入り口は一般客用とは別に駅舎中央にあり、内部がどうなっていたのか興味深かったが、ついぞ一般に公開されることはなかった。

《セピア色の風景帖》 第132回 旧神町駅舎

 進駐軍が建てた駅として広く知られ、県外から写真撮影で訪れる人も多かった。長く残しておくべき建造物と思われたが、ご多分にもれず2017年から建て替え工事が始まり、あっさりと現駅舎に更新されることになった。 (F)
《セピア色の風景帖》 第132回 旧神町駅舎